アマスィヤで水道水汚染、800人入院
2012年03月02日付 Radikal 紙


アマスィヤの町の中心へと引かれた水道管が地滑りで破壊された。このため予備の井戸から水が町に供給されたのだが、800人が下痢を訴えて病院に駆け込んだ。

塩素入りの水道水を飲んだ約800人が下痢の症状を訴え病院に押し寄せた。アブディル・ジェリル・オズ知事は、水道水の塩素殺菌の影響で、一部の大人と子供に下痢の症状が見られました。しかしこれは一時的なものです」と話した。

約10年前からサムスンのラディク郡にあるアクダーからアマスィヤに水を引いており、この水は貯水場で塩素殺菌されたのち一定期間貯水され水道管で給水されるのであるが、この水道管が4日前クズセキ村地域で発生した地滑りのために被害を受けた。人口約14万5千人の町の中心地への給水が止まるや、市民に不便をかけないように市は以前に使用されていて、ボーリングによって掘り当てた予備の井戸水に切り替えた。職員は、水を貯水場で塩素殺菌するとすぐに、貯水期間を置かずに、町の中心に供給を開始した。その結果この水を飲んだ者のうち、約800人が下痢の症状を訴え病院に殺到したのだ。

■オズ知事: 「約800人が受診へ」

アマスィヤのアブディル・ジェリル・オズ知事は、下痢の訴えが増えたため、サブンジュオウル・シェレフェッディン国立病院を訪れ、関係者らから情報を集めた。オズ知事は、「これは、市民らが話しているような伝染性のものではないとのことです。塩素殺菌の影響で一部の大人と子供に下痢の症状が見られました。しかしこれは一時的なものです。保健局と病院関係者の情報によれば、2日間で約800人の市民が下痢の症状を起こしたそうです」と話した。

■オズデミル市長:「水は安全」

公正発展党(AKP)党員のアマスィヤのジャフェル・オズデミル市長は、書面による発表で、サムソン衛生局による分析の結果、水源と上水(蛇口水)は安全であると述べた。オズデミル市長の発表では、「当市の水を安全に保つのは市民に対する我々の義務です。水の安全性は重視されており、関係部署と共にこの問題に取り組んでおります。サムソン衛生局チームによる調査の結果明らかになった報告書からも、我々の取り組みが成功していることがわかります」と述べた。

■保健局は問題を調査中

アマスィヤ県保健局長のオメル・デニズ医師も、最近、下痢の症状を訴えて病院を訪れた患者数が増加したと話し、「この原因が確実に水であるとは言えません。患者の検体を検査してはっきりとした原因が分かるでしょう」と述べた。一方、町には、昨晩(1日)から本水道管で水の供給が開始された。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:25719 )