アラブ首長国連邦のジャガイモ貿易
2012年03月05日付 al-Hayat 紙

■アラブ首長国連邦、近隣地域からのジャガイモの輸入停止を検討

2012年03月05日『アル=ハヤート』

【アブダビ:シャフィーク・アル=アサディー】

アラブ首長国連邦対外貿易省は、業者に対し、ジャガイモの輸入を近隣の市場からは遠い市場から行うよう求めた。同省による声明によれば、「ジャガイモの食材としての重要性を鑑みて、新たな世界市場と現行価格よりも安価な価格を調査しなければならない。」という。対外貿易省は、近隣諸国からの輸入の可能性を示唆し、パキスタンは1トンの平均価格が約222ドル、インドは392ドル、エジプトは440ドルと例を挙げた。

アラブ首長国連邦の、生・冷凍ジャガイモの輸入は、総輸入の70%をサウディアラビアから、他方残りのはレバノンやエジプトからである。対外貿易省は、アラブ首長国連邦と国境を接していない諸国に目を向けることが可能であると表明した。これらの諸国では、1トンの平均価格が安価で、ドイツでは192ドル、ベルギーでは194ドルである。。

同省は調査で、同連邦の生・冷凍ジャガイモの貿易の総額は、2011年1月-9月期6,550万ドルで、2010年同期の6,190万ドルに比べ、5,8%のわずかな成長を見込んだ。同省はまた、同連邦のジャガイモ貿易は、輸入がジャガイモの貿易総額の99,7%を占めており、再輸出は0,3%であり、他方調理済み・缶詰のジャガイモの全国取引は、2011年1月-9月期4,380万ドルで、2010年同期は3,550万ドルだったと明らかにした。

同省は、以下のように言及した。同連邦の調理済み・缶詰ジャガイモの輸入額は、2011年1月-9月期4,260万ドル、3万4,300トンである。最大輸入元はオランダで29,9%を占め、1万,200トン1,290万ドル、第2位は27,8%のエジプト、第3位にベルギーが続く。また同連邦の調理済み・缶詰ジャガイモ輸出量は減少し、2010年1月-9月期に比べ、昨年同期、再輸出は42.9%減少、1,528トンから873トンに減少した。輸出先はオマーン王国とアフガニスタンに集中し、それぞれ45,2%、26,1%を占める。

同調査によれば、ジャガイモ輸出は、エジプトがアラブ第1位、世界第8位、サウディアラビアがアラブ第2位で世界16位である。

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( 翻訳者:岡裕一朗 )
( 記事ID:25741 )