シェネルとシュクの釈放の理由は、罪状変更の可能性と勾留期間…。ネディム・シェネル、アフメト・シュク、ジョシュクン・ムスルク、そしてサイト・シャクルが、拘置所を出た。ネディム・シェネルは、「フラント・ディンクの死を無駄にしないことが目的です。フラントのために、正義のために、(と口にして刑務所に) 入ったのです。そして同じことを唱えて(刑務所を)出ます。最初の記事は、フラントに関することとなるでしょう。彼らはまず、(私たちを) 起訴し、刑務所に放り込みました。でも、真実は隠し仰せません。」
イスタンブル第16重罪裁判所は、オダTV裁判において逮捕され裁判にかけられていたネディム・シェネル、アフメト・シュク、サイト・シャクル、そして ジョシュクン・ムスルクの釈放を決めた。
イスタンブル第16重罪裁判所は、拘留中の新聞記者であるネディム・シェネル、アフメト・シュク、サイト・シャクル氏、そしてジョシュクン・ムスルクの釈放を、「罪状変更の可能性」と「勾留期間を考慮して」決定した。
裁判官たちは、シェネル、シュク、チャクル、そしてムスルクの釈放という方向での判断理由として、「罪状変更の可能性」と「勾留期間」を提示した。裁判によりスィリヴリ刑務所に勾留されていたオダTVのジェネラル・コーディネーターのドーアン・ユルダクル が、健康上の問題のため、2月21日に釈放されていた。
■ネディム・シェネル、アフメト・シュク、ジョシュクン・ムスルク、サイト・チャクルが刑務所を出る
ネディム・シェネルは、「フラント・ディンクの死を無駄にしないことが目的です。フラントのために、正義のために、(と口にして刑務所に) 入ったのです。そして同じことを唱えて(刑務所を)出ます。最初の記事は、フラントに関することとなるでしょう。彼らはまず、(私たちを) 起訴し、刑務所に放り込みました。でも、真実は隠し仰せません」と述べた。
■ネディムとアフメトに裁判官の興味深い警告!
アクシャム紙のトゥーチェ・タタリ氏が述べるところによれば、裁判官はシュクとシェネルに、「テレビ各局を渡り歩かないように」と警告した。アフメト・ シュクとネディム・シェネルを釈放した裁判官たちの興味深い警告だ。
タタリ氏は、ツイッターからの情報を3人の弁護士から裏付けをとったと述べた。「裁判官は、『皆さん、テレビ各局を渡り歩けば、その件を取り上げますよ』と警告したそうだ!お知らせします…」と述べたタタリ氏は、裁判官がこの警告を、弁護士たちに対してあからさまに行ったとした。
■裁判
イスタンブル第16重罪特別裁判所の第11回公判には、ネディム・シェネル、アフメト・シュク、そしてハネフィ・アヴジュを含む9人の勾留中の容疑者が参加した一方、第2次エルゲネコン裁判での未勾留容疑者で、この裁判で勾留中のヤルチュン・キュチュク容疑者はこの審理に参加しなかった。
ヤルチュン・キュチュクは、第2次エルゲネコン裁判において、弁論を開始していた。未勾留容疑者のアフメト・ミュムタズ・イディルとドーアン・ユルダクルが審理に参加しなかった一方で、勾留中のイクリム・アイフェル容疑者は、審理に出席した。
■トルコ科学技術研究機構にデジタルデータの証拠が送付された
メフメト・エキンジ裁判長は、裁判資料に関する進展を明らかにした。エキンジ裁判長は、トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)に上申書を書いたこと、以前明らかにした専門家リストに異議が出たため、別の専門家リストを請求したこと、届いた10人のリストのうち3人が決められたと述べ た。エキンジ裁判長は、書類のデジタルデータの証拠の画像と、容疑者の弁護士たちが事件に関して提出した請願書、裁判所が準備した質問状とともに、TÜBİTAKに送付したとした。また、エキンジ裁判長は、同機構に報告書を最短期間で準備するよう望む書類も送付したとした。
■警察:「エルゲネコンはテロ組織である」
エキンジ裁判長は、警察庁から裁判所に送られた、エルゲネコンの構成がテロ組織かどうかに関する回答の中で、「事件の調査を行う独立した裁判所が調査を継 続するのを前提として、「エルゲネコン」の構成はテロ組織である」との見解を読み上げた。エキンジ裁判長は、勾留中の容疑者であるバルシュ・テルクオールが、氏 の住宅で押収され、国家諜報機構(MİT)に関係することが明らかにされた書類は「機密」レベルであるとし、このためにこの書類がイスタンブルの共和国主席検察庁によって保管されていると述べた。同裁判長は、イスタンブル第9重罪裁判所から、ハネフィ・アヴジュが裁かれた「革命本部」裁判の資料のサンプルが要請を受けて送られたてきたとした。裁判では、アフメト・シュクの弁護士であるフィクレト・イルキズ氏が、弁論の不足部分に関する説明が許された。
■新聞記者たちから援助
審理には、ルシェン・チャクル、そしてハルク・シャーヒンを含む大勢の新聞記者たちが、勾留中の新聞記者たちの力になろうと、傍聴人として参加した。国外からも幾人かの報道関係者が審理を傍聴していたのが見られた。
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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:25790 )