シリア、トルコ・レバノン国境に地雷敷設か?
2012年03月13日付 Zaman 紙


人権NGO団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、シリアのレバノン・トルコ国境付近において、情勢不安から逃れようとする人々が通るおそれのあるルートにロシア製の地雷が敷設されたと発表した。

ニューヨークに本部を置くヒューマン・ライツ・ウォッチは、目撃者や反政府団体の情報をまとめた報告書で、問題の地雷がここ数週間の間に国境地域に設置され、すでに一般市民の犠牲者が出ていることを明らかにした。同団体のスティーブ・ローズ氏は「いかなる国も、いかなる目的があろうとも、無差別に命を奪うこの兵器を使用してはならない」と話した。

シリアは、159カ国が署名した対人地雷の使用、生産及び売買を禁止する1997年の条約に署名していない。シリアの対人地雷所有数の確かな情報が得られていない一方、これらの地雷がロシア製であることが推測されている。

また国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、昨年始まったシリアの騒乱により現在までに少なくとも3万人がシリアを離れ、数十万人がシリア国内にある住居を後にしなければならない状況に置かれていると明らかにした。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:25798 )