新教育制度で、選択「クルド語」開設、必修「宗教」廃止へ青信号か
2012年03月13日付 Milliyet 紙
国民教育省のオメル・ディンチェル大臣は、共和人民党(CHP)と民族主義者行動党(MHP)が委員会会議で反対決議を出したことに対し、「これこそが、公正発展党に100議席をもたらした、共和人民党らしい態度だ」と皮肉を述べた。一方、新教育制度で選択制「クルド語」の開設と、「宗教」の必修廃止に向け青信号を示した。
ディンチェル大臣は、就学年齢に関しても一昨日会議から進言された「満72ヶ月の者」に対して「72ヶ月以下とする」と述べた。
■宗教教育を望む声がある
宗教教育を望む声があることについては、「宗教文化と道徳の授業は、外国で教えられる宗教授業と同じものではない。宗教授業と云うのは、イスラム、キリスト教、ユダヤ教、または各々の信仰している宗教が何であれ、それを教えるものだと私は考える」と述べた。大臣はアレヴィー教徒の状況についても発言し、「アレヴィー教徒が自分たちの授業を受けることを望むのならば、それをしない理由がどこにある?」と問いかけた。選択授業について「クルド語は開設されるのか?」との問いに、「もしトルコが民主主義国家を目指すのならば、教育を柔軟なものにしようとするのならば、クルド語を選択授業にすることに何の問題もない」と答えた。
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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:25800 )