「コーラン授業を小学校で選択科目に」幸福党、主張
2012年03月17日付 Zaman 紙

ムスタファ・カマラク幸福党党首は、「義務教育の一年生からコーランを選択科目として学ばせよう」と述べた。

カマラク党首は、党のバルトン県支部によって国民教育センターで行われた広域地方県評議会で行った会見で、(1997年の)「2月28日過程」では、収益源を失った大企業が「宗教的反動がやってくる」と言い、労働者や退職者を騙そうとし、その過程で軍が利用されたのだと話した。

軍が「2月28日過程」の主導者ではなかったことを強調するカマラク党首は以下のように述べた。
「軍は利用された。実際に行動したのは、搾取元から自分の懐に金を流そうとした、ミッリー・ギョルシュ政権(注:同党の前身党が与党を担っていた政権)によって搾取元をわずかばかり制限された国内の協力者たちと国外の帝国主義者だった。国内で資金をプールする制度を作り、労働者、役人、退職者たちの権利を私たちは守った。D-8を作り、キリスト教徒たちや、帝国主義者たちに私たちは待ったをかけた。虐げられた者たちやイスラム世界には一つになろうと語りかけた。同じ呼びかけを今日、再び行っている。私たちは48人の国会議員と閉鎖されていたイマーム・ハティプ校を再開した。禁止されているコーラン・コースを再び開校した。

現在の与党は憲法改正を行う得る数の議員を有し、単独政権を10年間維持している。彼らはイマーム・ハティプ校の中等部を開設することができただろうか?コーラン・コースを一校でも開校できただろうか?否である。彼らが10年間で労働者、公務員、退職者へ行った(給与等の)増額は、私たちが一年間で行った額に到達することができただろうか?否である。しかし尊敬すべき首相は「一人当たりの国民総生産を3000ドルから10000ドルに引き上げた」と述べた。尊敬すべき首相に私たちが嘘をつく権利はない。それは私たちの国家の理解にそぐわない。しかし5人家族の平均年収が50000ドルでなければならないのではないだろうか?これは90000リラになる、月に7500リラである。一体、家計が月7500リラの家族はどのくらいいるのだろうか?首相は嘘をついていないが、搾取者というのがいて、私たちの収入は彼らのところに行ってしまう。」

カマラク党首は、最近最も重要な話題のうちの一つは4+4+4という新しい教育制度であると指摘し、この計画はミッリー・ギョルシュ(自分たちの)の計画であることを強調した。

カマラク党首は、ミッリー・ギョルシュの計画は4+4+3であったが、政府が「幸福党を模倣したと思われないように」と4+4+4に変えたと主張し、以下のように述べた。

「そうです、私たちはこれを支援しようとしている。しかし中身をどのように充実させるのかを明らかにしなさい。覚えているでしょう、尊敬すべき首相は『信仰心の篤い世代を育成することが必要だ』と言ったのを。私たちは、幸福党としてあらゆる善い行いを支持する。私たちは信仰心の篤い世代(という計画)も支持する。しかし、どのように信仰心の篤い世代を育成するのか、それを明らかにしなさい。この国の宗教はイスラム教である、イスラム教の基本はコーランに基づいている。コーランに基づかない世代が信仰深くなることはありうるのか?決してあり得ない。私たちには信仰心の篤い世代(という計画)を支援する用意がある。だから、義務教育である一年生から、コーランを選択科目として学ばせよう。コーランは国民の意思に適した形で強制ではなく、希望者が受講できる、初等教育1年時からの選択科目としましょう。」

カマラク党首は、与党は新しい教育制度にオスマン語の授業も加える必要があると述べた。
会議にはムスタファ・ユルマズ国民新聞アンカラ代表、ウナル・ユルトバイ幸福党バルトン県支部長と党員が参加した。

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( 翻訳者:藤井彩香 )
( 記事ID:25829 )