雪に閉ざされた村からSOS、救急車を呼んだその理由は?
2012年03月17日付 Milliyet 紙


ウードゥル県トゥズルジャ郡から60キロメートルの距離にあり、道路が雪によって閉鎖されていたサルブラク村に住む62歳のゼンヌレ・タシュさんが体調不良を訴えて112の救急番号に通報した。県特別行政局と医療チームが出動した。道路は除雪され、医療チームは救急車でゼンヌレ・タシュさんを自宅から搬送した。しかしタシュさんはスーツケースを持参していて、病気ではなくウードゥルからイズミルに行くバスに間に合うように道路を開放させて救急車を呼んだことが明らかになった。

トゥズルジャ県サルブラク村に住むゼンヌレ・タシュさんは、3月15日に周囲に体調不良を訴え112救急サービスに電話するよう頼んだ。タシュさんの近親者が村に急病人がいることを伝え、医療チームは無限軌道付き救急車で村に向かうために出動した。医療チームは雪のため閉ざされていた村に入ることができず、県特別行政局の担当者が道路を除雪した。ゼンヌレ・タシュさんは救急車に乗せられた。スーツケースを持ったゼンヌレ・タシュさんは、訴えによると救急車で医療チームに「病院には連れて行かないでください。イズミルにいる娘のところに行くためウードゥルにいるバスまで連れて行ってください」と話した。ゼンヌレ・タシュさんはトゥズルジャ国立病院救急医療センターに搬送されたが、検査で一切の不調は見られなかった。

トゥズルジャ国立病院のアルパルスラン・エロル院長は、ゼンヌレ・タシュさんと通報した近親者らについて聴取が行われ法的手続きが始められたことを明らかにし、間違った通報によって本当の病人が困難な状況に置かれていると述べた。エロル院長は、農村部に暮らす市民にこの問題について分別を持つよう呼びかけた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:25832 )