クズレルマ村で父親から譲り受けた兄弟共有の土地に8年前に建てられた二階建ての家が、兄の申し立てにより、無許可建築であることから取り壊された。
アイドゥンラル地区で妻と2人の子供を持つアドナン・アクギュネシュさん(50)は、父親から譲り受け、5人の兄弟と共有で使っていた土地に2004年、二階建ての家を建てた。先日、アクギュネシュさんの兄は、兄弟共有の土地に自分の同意を得ずに非合法に家を建てたと主張し、県特別行政体に請願書を提出した。
兄の申し立てを認めた県特別行政体県議会は家の取り壊しを決定し、アクギュネシュさんに建物を明け渡すよう通知した。これを受けてアクギュネシュさんは家から立ち退き、家族と一緒に生活するために土地内にテントを建てた。
村では軍警察隊が広域安全策を取り、二階建ての建物は県特別行政体が所有する機械によって壊された。アドナン・アクギュネシュさんと家族は泣きながらこの作業を見つめていた。
アクギュネシュさんは記者に対し、家の基礎工事は1998年に行ったと述べ、「兄との間には様々な理由で不和が起きてしまった。このため私を告発したのだ。今後私たちはテントに住む。できることはない」と語った。
イブラヒム・カイシュ県特別行政体事務総長は、建物の建築は無許可であったと述べ、「建物は非合法的に建てられた。告発が兄からではなく他の人から、あるいは私たちから出されたとしても、取り壊しはやはり行われただろう」と述べた。
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( 翻訳者:藤井彩香 )
( 記事ID:25905 )