フェネルバフチェ、女子バレーヨーロッパチャンピオンリーグで優勝
2012年03月25日付 Radikal 紙

フェネルバフチェ・ユニバーサルは女子バレーヨーロッパチャンピオンリーグの「ファイナル4」決勝戦において、フランスのRCカンヌを3対0で破り、ヨーロッパチャンピオンとなった

昨日の準決勝で強敵であるロシアのディナモ・カザンを3-1で破り決勝に駒を進めた「黄色い天使たち」は、決勝戦でフランスを代表するチームに1セットも与えずに勝利し、ヨーロッパチャンピオンになった。
好調なスタートを切り、最初のテクニカルタイムアウトを7-8とリードされた状態で迎えたフェネルバフチェ・ユニバーサルは、試合の主導権を握り、2回目のテクニカルタイムアウトを16-12とリードして迎えた。このタイムアウトの後、攻勢をさらに強めたフェネルバフチェは、そのままの勢いで最初のセットを 25-14で取った。
2セット目も好調を維持したまま入ったフェネルバフチェは、同じペースで試合をすすめ、互角のまま最初のテクニカルタイムアウトを8-7のリードで迎えた。2回目のテクニカルタイムアウトも16-13でリードした「黄色い天使たち」は、守備面でも注意深くプレーし、効果的なスパイクによってリー ドをまもりつつ2セット目も25-22で取り、セットポイント2-0でリードした。
厳しい戦いが続く第3セットでフェネルバフチェ・ユニバーサルに対してさらなる粘り強さを見せたフランス代表チームは、最初のテクニカルタイムアウトに8-6のリードで入ったが、その後相手のプレーに効果的なサーブやスパイクを返したフェネルバフチェが16-14とリードする形で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。試合の他の時でも、レベルの高いプレーを続けたフェネルバフチェは、このセットを25-20で取り、3-0で勝利してチャンピオンになった。
表彰式に「紋章の誇り チャンピオン、黄色い天使たち」と書かれたティーシャツと帽子をかぶって参加したフェネルバフチェ・ユニバーサルに、トルコ・バレーボール連盟のエロル・ウナル・カラビュユク会長がメダルをかけ、アンドレ・マイヤー氏がキャプテンのセダ・トカットルオール選手に優勝カップを渡した。
チームのキャプテン、セダ選手が優勝カップを受け取ると、表彰台の後ろから光のシャワーが現れ、色とりどりの紙吹雪が宙を舞った。
フェネルバフチェの選手たちと指導陣がカップを手に最初の喜びを実感した後、チーム運営部のメンバーらも彼女たちのもとに行き、さらに喜びを分かち合った。
表彰式の前に観客席に来たファンとチャントを行ったフェネルバフチェの選手たちは、クラブのアズィズ・ユルドゥルム会長のにためにも拍子をとった。

表彰式のために表彰台にのぼったフェネルバフチェの選手たちは、トルコ国旗とともにアゼルバイジャン国旗を手にしていた。
表彰式の前に、「ファイナル4」で最も活躍した選手にも賞が与えられた。

■キムがMVPでナズは最優秀セッター

フェネルバフチェの活躍した選手達の中から、キム選手が「ファイナル4」の最多得点選手と最優秀選手に、ナズ・アイデミル選手が最優秀セッターにそれぞれ選ばれた。
表彰式の前に行われたセレモニーでは、キム選手とナズ選手のほかにイタリアのヴィラ・コルテセからパヴァン選手が最優秀スパイカー、ロシアのディナモ・カザンからボリシェンコ選手が最優秀ブロッカー、ヴィラ・コルテセからウィルソン選手が最優秀サーバー、フランスのRCカンヌからカルドゥッロ選手が最優秀リベロを受賞した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:25914 )