トルコの国境まで5キロのところにあるグルジアのアジャリア自治共和国の首都バトゥムにある「白いレストラン」の建物は、その構造によって見た人を驚かせる。ラズ系グルジア人のテムル・ツルツミアによって、3ヶ月前にオープンしたレストランの建物は逆さに建設された。2階建てで2,300㎡の広さのレストランの屋根は地面にあり、机と椅子、植木鉢、絨毯、トイレ、クローゼット、階段、ベランダも天井に逆さに作られている。ラズ料理のレストランの従業員もオーナーと同様にラズ系グルジア人とトルコ人である。興味の的となっている逆さのレストランには、トルコの国境付近のアルトヴィン県、リゼ県から観光客が押し寄せている。お客はそこでラズ料理を食べ、逆さのレストランを見て回る。逆さの建物を見て、理由を尋ねたものは、「オーナーがラズだから」と回答される。
■アメリカにある逆さの図書館から着想を得た。
レストランの店長メラブ・タモエフ氏は、レストランを逆さに建設したことについて、「アメリカで逆さに建設された図書館がある。そこから着想を得てこのレストランを作った。より多くの客を引き付けている。24時間営業している。」と述べた。タモエフ氏は、レストランのオーナーはラズ系であるとし、「ここにはラズ料理中心のメニューがある。ラズ料理を作ることで、ラズ文化を復興させたい」と話した。タモエフは、逆さのレストランにさらに2階増築したいとも話した。
レストランを見て回るトルコ人も、構造を見て興味深いと述べて、「ここではすべてが逆さまだ。素晴らしい雰囲気だ。とても興味深い」と述べた。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:25960 )