国軍による軍事パレードが実施:最新の成果が披露
2012年04月18日付 Jam-e Jam 紙


 「国軍の日」及び「陸軍偉業記念」に合わせる形で、昨日大規模な軍事パレードが、大統領や軍の高官らが見守る中、テヘランのイマーム・ホメイニー廟脇で開かれ、イラン・イスラーム共和国軍の最新の成果が披露、軍事・国防上の力が誇示された。

 イラン学生通信の報道によると、昨日の軍事パレードでは「カチューシャ」ロケット砲、「ミーサーグ2」、「サハンド3」ミサイル、「アスタルラー」ロケット砲〔‥‥〕などが披露された。

〔‥‥〕

 大統領は昨日、ファルヴァルディーン月29日〔4/17〕の式典で、国軍によるパレードが行われる前に演説を行い、その中で「あらゆる制約・困難にもかかわらず、今日イラン国軍は〔世界で〕最高レベルの力を享受している」と指摘した上で、ペルシア湾地域の安全確保に向けてイランは準備万端であることを明らかにした。

 ファールス通信の報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はペルシア湾地域の安全は地域のすべての政府・国の参加によって確保されると強調した上で、この地域へのよそ者の介入は不安定化を招くとした。大統領はその上で、「今日我が親愛なる国軍は世界で最も人民的な軍の一つであり、親愛なるイラン国民を守護するための準備は万端であることに、疑う余地はない」と述べた。

 大統領はさらに、「世界中が知っているように、イラン国民は世界で最も平和を愛する国民であり、歴史上、他国の権利を侵害しようなどというシグナルを見せたことなど、これっぽっちもない。しかし、イラン国民に対してほんの少しでも〔怪しげな〕動きを見せようものなら、軍が断固たる対応を示すことになるだろうということを、あなた方〔=イランと敵対する国々〕も知るべきだ。軍はイラン国民の冒すべからざる存在を守る準備ができているのだ」と語った。

ペルシア湾にいるアメリカの艦船はわれわれの標的

 この式典に参加していた国軍の総司令官も、記者団の前で「ペルシア湾地域における米艦船の存在は、米政府にとって一つの宣伝上のジェスチャーであり、われわれにとって一つの格好の標的である」と述べた。

 イラン国営通信の報道によると、アターオッラー・サーレヒー少将は〔‥‥〕「イラン・イスラーム共和国は地域諸国とともに、ペルシア湾及びインド洋北部地域における海の安全を確保する用意がある」と付け加えた。

 同総司令官は、我が国に帰属する三島に関する最近のアラブ首長国連邦外相の発言に対し、「我が国の領土の一体性に対する不敵な動きは一切許さない」と語った。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


関連記事(軍統合参謀長、シオニスト体制に警告)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:26111 )