アメリカのペンシルバニア州最大の都市、フィラデルフィア市は学校改革委員会(SRC)は、ギュレン運動に属するトゥルーブライト・サイエンスアカデミーを含む3校の学校の閉校の決定を下した。
委員会が満場一致で採択した決定により、これらの学校の認可が更新されないことが分かった。フィラデルフィアのインクワイヤー紙は委員会によるこれら3校の学校の閉校命令の理由として、学校が運営・学術(指導)面でペンシルバニア州の基準を満たしていないことを挙げた。
フィラデルフィアのインクワイヤー紙は、ギュレン運動に属するトゥルーブライト・サイエンスアカデミーで働く9人の教師が自分たちよりも経験の少ないトルコ人教師たちよりも給料が低かったと主張し、差別が行われていたとして学校に不満を持っていることを掲載した。
同紙は、アメリカ中で連邦政府の様々な機関がギュレン系学校に関する様々な訴えについて調査していると明らかにした。一方、学校のベキル・アチュケル校長とCEOのベキル・ドゥズ氏が同紙の記事が事実に反するとして批判していることも掲載された。学校に関して連邦政府のいかなる調査も行われておらず、隠していることは何もないと語っており、当局が学校で調査を行うならば受け入れる用意があると話しているという。
トゥルーブライト・サイエンスアカデミーは、ペンシルバニア州にあるギュレン運動に属する3校のチャータースクールの一つであり、2007年に開校された。科学とテクノロジーに重点を置いた教育を行うこの学校には307人の学生が在籍していた。
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( 翻訳者:南澤沙織 )
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