高等教育資格試験(YGS)結果発表、1位はコンヤのジョシュクン君
2012年04月20日付 Radikal 紙

2012年度の高等教育資格試験(YGS)の結果が発表された。全国1位となったのは、6科目500点満点のアブドゥッラー・ジョシュク ン君だ。学校種別では、社会科系高校と職業軍人高校が1位となった。試験全体では0点者が5万805名いた一方、自治体別ではアンカラとブルドゥルが最も高得点の県となった。結果が悪かった高校は東部からで、ハッキャーリ、シュルナク、ヴァン県(の3県)だった。

大学入試センター(ÖSYM)局の書面による発表で、2012年4月1日に行われた試験結果が6時以降に発表されることになった。この発表では 「受験生183万7737人のうち、時間が経つほど結果を知ろうとする者が増えると思われたので、6時から結果を発表することになりました」との説明書きがあった。受験生はhttp://www.osym.gov.tr または、http://sonuc.osym.gov.trのサイトに行き、トルコ国民識別番号と暗証番号を入力すれば自分の結果を知ることができる。発表では次のことも記されていた:

「2012年のYGS試験結果証明書は発行されず、受験生の自宅にも送られることはありません。受験生の問題冊子と解答が本日の16時から発送されます。 受験生は自身の解答をÖSYMホームページのhttp://ais.osym.gov.trからトルコ国民識別番号と暗証番号を入力すれば見ることができます。さらに、試験での自分の解答用紙、コード化された問題冊子の番号、この問題冊子に印刷された問題は、 http://skgs.osym.gov.trへアクセスし、国民識別番号を入力すれば閲覧できます。受験生はシステムへの登録を行い、見たい試験と表示したい問題番号を選べば、画面で問題の出典、問題の選択肢、問題の正解を見ることができます。このシステムは、受験生に情報を公開する目的で作成されました。表示されるページは証明書にはなりません。あらゆる評価はÖSYMのシステムに登録された情報がもとになります。」

また、2012年の学部決定試験(LYS)の申し込みが4月24-30日に行われることも発表された。

■1位はコンヤの高校生

試験では、コンヤの私立メルヴェ学園ビュユクコユンジュ科学高校に通うアブドゥッラー・ジョシュクン君が、6科目で500点満点を記録し、 全国1位となったことがわかった。ジョシュクン君は、「医学部を考えています。どの大学にするかはまだ決めていませんが、もしコンヤに残るならメヴラーナ大学にしようかと思っています。」と語った。

ジョシュクン君は会見で、学校で同学年の友人すべてが1位候補だったと話し、「僕たちはこうなることを予想していました。うちの学年の1位が全国1位だって信じていまし た。今回は僕が1位でしたけど、同級生全員が1位の可能性があったんです。僕らの先生はそのために十分なことをしてくれました。教師歴15‐20年のベテランの先生方で、僕たちに勉強方法やテクニックを教えてくれました。僕らは言われたことをやり、成功したんです」と述べた。

■5万805人が0点

YGSで試験結果が有効とされた187万7344人のうち、5万805人が0点だった。ÖSYMからの情報によると、試験には189万5476人が申し込んだが、このうち5万7742人が実際には受験しなかった。試験結果が有効とされたのは183万7344人だったが、そのうち、5万805人が0.5点未満で点数がつかなかった。2011年度のYGSでは、164万8240人が受験し、3万8269人が0点だった;2010年度は148万7493人のうち、0点は1万4156人だった。各教科の全問正解者数は、トルコ語(40問)が929人、社会科(40問)が56人、基礎数学(40問)が316人、理科(40問)が437人だった。昨年度はトルコが1392人、社会科が5人、基礎数学が1805人、理科が407人だった。35問以上正解の高得点者は、 トルコ語で7万7429人(昨年度は14万2752人)、社会科で9652人(同4925人)、基礎数学で3万5892人(同3万633人)、理科で2万 2313人(同1万8069人)だった。正解が4問以下の人数はトルコ語で3万1249人(昨年度は1万5099人)、社会科で25万3918人(同19 万7703人)、基礎数学で87万80人(同70万800人)、理科で126万795人(同113万4899人)だった。

■高得点の自治体は

YGSの結果によると、試験の総得点はアンカラとブルドゥルが最も高かった。YGS-1とYGS-2、YGS-6ではアンカラが、YGS-3、YGS- 4、YGS-5ではブルドゥルが全国1位だった。得点成績の上位10県を試験の分野別で見ると、YGS-1はアンカラ、ブルドゥル、カラビュク、ウスパルタ、ヤロヴァ、アイドゥン、エスキシェヒル、カイセリ、ウシャク、クルシェヒル;YGS-2ではアンカラ、ブルドゥル、カラビュク、ウスパルタ、ヤロヴァ、アイドゥン、エスキシェヒル、カイセリ、ウシャク、バルケスィル;YGS-3ではブルドゥル、アンカラ、キリス、クルシェヒル、アイドゥン、カイセリ、カラビュク、スィノップ、ウシャク、アンタルヤ;YGS-4ではブルドゥル、キリス、アンカラ、カラビュク、アイドゥン、カイセリ、スィノップ、カラビュク、ウシャク、デリズリ;YGS-5ではブルドゥル、アンカラ、カラビュク、アイドゥン、クルシェヒル、キリス、カイセリ、ウスパルタ、ウシャク、ヤロヴァ;YGS-6はアンカラ、ブルドゥル、カラビュク、ウスパルタ、アイドゥン、ヤロヴァ、カイセリ、ウシャク、クルシェヒル、エスキシェヒルの順だっ た。

■得点の低い自治体は

YGSの得点が最も低かった自治体はハッキャーリで、シュルナクとヴァンがこれに続いた。昨年度のYGSでもハッキャーリとシュルナクが最下位だった。 YGS-1、YGS-2、YGS-3 、YGS-4、YGS-6でハッキャーリが最下位、YGS-5ではシュルナクが最下位だった。いずれのYGSでもアルダハンがこれに続いた。

■女子の方が高成績

2012年度のYGSで、女子の受験生は45.38%、男子は54.62%だった。女子受験生の91.18%、男子受験生の85.47%が140点以上を得点し、180点以上は女子で76.52%、男子で68.21パーセントであったことも発表された。昨年度のYGSでも女子のほうが男子よりも好成績を示しており、女子受験生の83.86%、男子受験生の76.05%が180点以上だった。140点以上で見れば、女子は94.55%、男子は90.19% だった。

■大学卒業生は笑顔

試験結果では、受験生の教育状況による成績の差も発表された。これによると、全体の42.7%にあたる(高校)最終学年の受験生のうち、86%が140点 以上、69.34%が180点以上を得点した。受験生の31.27%をしめる既卒生(浪人生)の得点は、87.42%が140点以上、70.92%が 180点以上だった。受験生の18.44%は大学生で、92.28%が140点以上、77.74%が180点以上を獲得した。4.66%は大学卒業生で、 彼らの96%が140点以上、86.41%が180点以上だった。

この結果によれば、試験で最も成績が良かったのは大学卒業生だったことになる。高校最終学年の学生たちは、教育状況別の成績ランキングでは最下位であった。昨年度のYGSでも、やはり大学卒業生の成績が最も良く、高校最終学年の学生が最下位だった。

■社会科系高校が今回も好成績

学校種別で最も好成績だったのが、社会科系高校と職業軍人高校だった。どちらの高校も140点以上、180点以上の受験生の割合が100%だった。これらに科学高校、アナドル高校、私立科学高校、教員養成高校が続いた。最下位は夜間高校で、産業職業高校、商業職業高校、私立の夜間高校がこれに続いた。昨年度の試験でも社会科系高校が学校種別で1位だった。職業軍人高校と警察学校は昨年度のYGSで1位だった。

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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:26138 )