砂糖の輸入増加で数万人が失業
2012年04月18日付 Mardomsalari 紙
ある農業専門家は、第9・10期政権〔=第一次・第二次アフマディーネジャード政権〕での砂糖の輸入拡大に伴い、数万人が失業したことを明らかにした。
ベフザード・ガレヤーズィー氏はイラン労働通信(ILNA)のインタビューの中でこのように述べ、「第9・10期政権における農業ジハード省の大臣たちは、砂糖の輸入拡大によって、この産業に従事していた多くの労働者たちの失業増加をもたらした」と述べた。
この農業専門家によると、昨年の最初の11ヵ月間で、量にして166万8000トン、価値にして6億9800万ドルの未精製の砂糖が輸入され、輸入品のトップ10の一つを占めるまでになったという。
ガレヤーズィー氏は、
エスキャンダリー前農業ジハード相の在職時代末期に空前の量の小麦が輸入されたことに触れた上で、「現在、コストの上昇のために農家は作物の収穫を諦めている。このことが農家の間での失業率を増加させているのだ」と指摘した。
同氏は〔ハーメネイー最高指導者が発表した〕「労働と国民生産の保護」という今年のスローガンの実現は、国内生産をきちんと保護できるかどうかにかかっていると述べた上で、「今年のスローガンの達成のために、反知性主義的な人物〔※アフマディーネジャード大統領やその側近たちを暗に指しているものと思われる〕や輸入業者たちが国の運営から外れることを望む」と述べた。
ガレヤーズィー氏は国内の農業部門における労働者たちの大規模な失業について明らかにした上で、「農産物の輸入拡大により、この産業に従事している多数の労働者たちが失業した」と指摘した。
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( 翻訳者:8409131 )
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