アノニマス集団がチュニジアのイスラーム主義者に対して「無期限戦争」を仕掛けると威嚇
2012年04月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

■アノニマス集団がチュニジアのイスラーム主義者に対して「無期限戦争」を仕掛けると威嚇

2012年4月25日『クドゥス・アラビー』

【チュニス:AFP】

ウェブサイトへのハッキングや侵入を専門とする「チュニジアのアノニマス集団」は、水曜日(25日)、サラフィストやイスラーム政党アン=ナフダと、イスラーム的カリフ制国家の設立を要求する、非認可の解放党に対する「無期限の戦い」を仕掛けると威嚇した。アン=ナフダは、チュニジアにおいて三党連立政権を率いている。

アノニマスは、去る3月と今月(4月)に各党や、イスラーム潮流、あるいはチュニジア政府メンバーのウェブサイトや電子メール・アカウントに侵入していた。チュニジア政府は、チュニジアの連立政権の中の最大党であるアン=ナフダの書記長ハマーディー・アッ=ジャバーリーが率いている。


自由を防御すると語っている「チュニジアのアノニマス」は今日、フェースブックの自らのページに掲載したフランス語の音声メッセージで、「チュニジアのサラフィストと解放(党)、アン=ナフダに対して、公式に無期限の戦いを布告する」と伝えた。

また、チュニジアのサラフィストは2011年の末に武器、カラシニコフを隣国のリビアから密輸したと述べ、アン=ナフダのメンバーで、首相顧問であるルトフィー・ザイトゥーンを「(チュニジアの)サラフィストを武装した手足のように利用している。」と非難した。

そしてザイトゥーンは「法的に罰せられるべき侵犯行為を行った後、治安部隊が逮捕したサラフィストたちを、釈放するために何度も介入した。」と付け加えた。

そして、アノニマスは、アン=ナフダを「テレビの私営化」で脅かしたチュニジア国営テレビの職員を支援することを表明した。

火曜日、1300人の職員を抱える国営テレビ局の前で、同局の職員とアン=ナフダに属し、国営メディアの「私営化」を支持するデモ参加者との間で衝突が起き、6人が負傷した。
アノニマスは、チュニジア人と国の「全ての政治勢力」に対して2012年5月1日、首都中心部のアル=ハビーブ・ブルギバ通りでのデモに参加することを呼びかけた。このデモは、チュニジア革命の目的が歪められていることへの不満を表現するためである。


去る3月に「チュニジアのアノニマス」はアン=ナフダ党の非公式サイトや複数のフェースブックのイスラーム系ページ、最も目立ったものとしては「解放党」のページをハッキングした。


またアノニマスは、今月、首相ハマーディー・アッ=ジャバーリーや、農業相で、アン=ナフダの事務局メンバーであるムハンマド・ビン・サーリムの個人の電子メールや、アン=ナフダ党首ラーシド・アル=ガンヌーシーのウェブサイトに侵入した。さらに、アノニマスはインターネットに数百のメッセージを漏洩し、これらはアル=ジャバーリーやビン・サーリムの電子メールのアーカイブからのものである、と述べた。

そして、現チュニジア政府に関する「極秘情報」を流すと脅したが、これは、退陣したチュニジア大統領時代に広く行われていたような、ウェブサイトのブロックを再び行うと言うものである。


ラーシド・アル=ガンヌーシーは、先週地元の新聞に向けて出した声明の中で、侵入行為は「ウェブ戦争」であると評し、これを行うものは、「賊であり、敵である」と述べた。


チュニジアの情報・通信技術相マンジー・マルズークは、2012年4月17日に同省は、ハッキングや侵入から政府のウェブサイトを保護する計画を実行に移すことを表明した。そして、メンバーに対し、侵入やハッキングを計算に入れて、電子メールを個々のコンピューターにダウンロードし、個人電子メールに残さないようにと助言した。


「チュニジアのアノニマス」は2012年4月18日にインターネットに掲載した音声メッセージにおいて、全ての侵入行為はチュニジア国外から実行されたものであると述べた。そして、「インターポール(国際刑事警察機構)は、アメリカ政府のウェブサイトや、FBI(連邦捜査局)のウェブサイトにさえ侵入したにもかかわらず、アノニマスを捕まえることが出来なかった。」とした。

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( 翻訳者:山﨑やよい )
( 記事ID:26190 )