革命防衛隊海上部隊司令官は、「革命防衛隊の海兵隊をはじめとする各種攻撃・防衛システムが、〔ペルシア湾に浮かぶ〕イラン領の島々、特に大小トンブ島、及びアブー・ムーサー島に配備されている」ことを明らかにした。
ファールス通信によれば、アリー・ファダヴィー司令官は三島に対するイラン・イスラーム共和国の絶対的な主権を強調した上で、次のように付け加えた。「これらの島々は防衛面においても攻撃面においても、〔重要な〕位置づけにあり、それゆえ革命防衛隊海上部隊はこれらの島々ならびに領海へのいかなる敵の侵入も許すつもりはない。何らかの敵対行為が発生した場合、〔そうした行為を起こした側はイラン側からの〕厳しい報復に直面することになるだろう」。
同氏はさらに、「イラン・イスラーム共和国は〔ペルシ湾に浮かぶ〕あらゆる島々、特にイギリスが革命前に論争をふっかけていた三島に対して、特別な関心を抱いている。これらの島々は現在開発中であり、今後国内の観光地として、人々が訪れるのに適した状況が整えられる可能性がある」と指摘した。
革命防衛隊海上部隊司令官は、最近の大統領によるアブー・ムーサー島訪問について、「アブー・ムーサー島におけるイスラーム共和国の主権行使は、テヘランにおける主権行使と同様であり、大統領によるこの島の訪問は、他の地方への訪問となんら変わらない」と明言した。
同氏はまた、「我々はこの島に、何年も前からいる客人らを抱えているが、この客人がレンガを置き換えようとするだけでも、そのためには複雑な手続きが必要となる」と続けた。
※訳注:「客人」とは恐らく、アブー・ムーサー島に昔から住んでいる外国人のことを指すものと考えられる。「レンガ」云々は、外国人がアブー・ムーサー島で何をしようとも、同島への主権を有するイランの許可を得なければならない、ということを言うための比喩だと思われる
こうした中、国会の「地方評議会・内政委員会」のヴァリー・エスマーイーリー委員は、一部の国会議員が「ペルシア湾観光文化州」の設置に関する法案を準備していることを明らかにした。
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( 翻訳者:8410068 )
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