どうなる5月19日の祭典?―独立戦争開始を祝う「若者とスポーツの日」
2012年04月30日付 Hurriyet 紙
国民教育省の担当者は、5月19日の祭典が、(祭典の)規範にあるように、アンカラのスタジアムで行われる予定であると発表した。
担当者らは、アンカラ以外の諸県においても祭典が行われる予定であり、各学校で準備されたプログラムを一つにまとめ、スタジアムで行うことも可能であること強調した。
行政裁判所が、国民教育省(MEB)が作成した5月19日「若者とスポーツの日」の回状の差し止めを決めたことにより、今年の5月19日の祭典がアンカラ以外の県で、どこでどのように祝われるのかという点において混乱を招くことになった。MEBの担当者らは、祭典はアンカラでは規範にある通りスタジアムで行われる予定であると述べた。また、アンカラ以外の県でも祭典は行われる予定であり、スタジアムで催行できるかについては何も問題はなく、各学校で準備されたプログラムを一つにまとめ、リハーサルを含めてスタジアムで行うことができるとした。MEBの担当者らは、回状が(議会によって)撤回された後に、大統領府内に結成された委員会が調査を行ったと述べ、委員会で採択される決定をもとに、教育省が、速やかに新しい回状を用意することを明らかにした。
■規範が存在する
MEBの担当者らによると、問題となっている回状は、国民の祝日の祭典を含む関連法と規範の適用を記したものである。5月19日の「若者とスポーツの日」の祭典を、(これまでは)法律と規範にはないシナリオ、異なった色彩と性質を帯びた出し物、バックミュージックなどが行われていたスタジアムに代わり、祝日の意味と重要性に相応しいように、ただ学校においてのみ行われるよう通達されていた。担当者らは、この回状は、国民の祝日が市民の参加によってより盛大に祝われるよう、アブドゥッラー・ギュル大統領の指示によってつくられた委員会の決定に基づいて採択されたことを明らかにし、回状の撤回決定は、規範と法律の撤廃決定という意味にはならないと話した。
■回状の内容
行政裁判所が停止させ、国民教育相のオメル・ディンチェルの名で、エミン・ザラルスズ政務次官が署名し、81の県に送られた回状の内容は次のようなものである。
『首都以外の県と郡において、規範にないシナリオ、異なった色彩と性質を帯びた出し物やバックミュージックなどは認めない。これに基づき、県と郡の祝賀委員会は対策を講じ、出し物は規範に沿って行われる。これとともに、今後は祝日の意味と重要性にふさわしい祭典が学校で、生徒たちの参加によって行われていくものである。』
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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:26257 )