高等教育機構、教員免状に新方針
2012年05月03日付 Milliyet 紙

高等教育機構(YÖK)は、学部卒業生のために開かれる教員免状プログラムに関する発表で、「開かれる教職科目群履修(=フォーメーション、注1)プログラムに申請する権利はある」と述べた。

ギョクハン・チェティンサヤ会長のもとで行われたYÖK総会が終了した。

総会の後に出された文書発表では、教育、教職員、法規則、私立大学コーディネーション委員会らの報告書とともに、問題となっている条項も話し合われ、決定がなされたとされる。

国民教育省は、教職員の需要と教職員候補を養成する組織からの卒業者数に留意して、YÖKの中にある教職員養成ワーキング・グループがYÖKに提示した提案が、4月5日に開かれたYÖK総会で承諾されたことを喚起させる発表において、「問題の諸決定において、今も大学で開かれた教職科目履修群プログラムを継続する学生たちの権利が保留になったままであると述べられていた。またこの決定の中にある「在籍中の学生」という表現が様々な解釈を生んでいることが見てとられ、この点において曖昧さをなくすために、関連する諸決定は、今日集まった委員会で改めて議論された」とされた。

発表では、次のとおりであった:「国民教育省と教育高等機構(YÖK)の傘下にある教職員養成ワーキング・グループが実施している取り組みの結果、発展させられうる新モデルが適用されるまで、現在許可が与えられている大学で開かれている教職科目履修群プログラムに、教育・教養委員会の第80号決定にある、(この課程で)教育を受け、卒業予定の学生たちが申請する権利は保留とすることが、委員会が5月3日付の会議で決定された。従って、これに関する高等教育機関で今も教育を受ける学生たちと、これらの機関を卒業した者は、下された決定に関して決して不当な扱いを受けることは無く、開かれる教職科目履修群プログラムに申請する権利がある。」

発表ではさらに、アクデニズ大学、アンカラ大学、アタテュルク大学、ボアジチ大学、ジュムフリイェト大学、チュクロヴァ大学、ディジュレ大学、ドクズ・エイリュル大学、エーゲ大学、エルジエス大学、フラト大学、ガーズィ大学、ガズィアンテプ大学、イノニュ大学、イスタンブル工科大学、カラデニズ工科大学、19マユス大学、中東工科大学、トラキア大学、ユルドゥズ工科大学の学長候補を決めるために、6月14、15、16日に、各大学において選挙が行われることが決定されたとの発表があった。

注1:これまで非教育学部系の学部生が教員資格をとるには、教育学部の教職関連授業を学部を越えて履修していたが、近年、これが禁止された。これをうけ、非教育学部系の各学部は、フォーメーションと呼ばれる教職科目コースを開講し、学生の教員資格を保証しようとしていたが、教職員組合などがこれに反対している。

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( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:26297 )