ディンク殺害事件に関わった警官のうち司法処分はわずかひとり
2012年05月06日付 Radikal 紙

(アルメニア系)新聞記者フラント・ディンク氏の殺害事件において、過失があったとされる42名の警官に対し、司法処分としてはたった1名への裁判だけ審議が継続されることが明らかとなった。

イドゥリス・ナイム・シャーヒン内務相は、トゥルグト・ディベキ共和人民党(CHP)クルクラーレリ県選出国会議員によるアゴス新聞社のフラント・ディンク編集長殺害事件に関する議会質問に、文書にて返答した。

ディンク氏の殺害事件に関する予備審査プロセスにおいて、イスタンブル共和国検察局の指示のもと、すべての必要な作業が丁寧に行われたと述べたシャーヒン内務相は、実行者らの特定に関して入手されたすべての資料は、即座に審議の証拠書類に含まれるべくイスタンブル共和国検察局へ送付されたと主張した。

シャーヒン内務相によると、この事件において過失があったとされる警官らへの行政処分は、1名が長期停職処分、5名が減給処分、3名が戒告処分、そして1名が訓告処分とされたという。しかし、「司法処分としては、8名が審議不許可、31名が追起訴不可、2名が裁判所による無罪判決相当の判決をうけ、そして1名についてのみ、現在も検察局による裁判手続きが続いている」という。

またシャーヒン内務相は、軍警察の警官らの内4名が懲役4ヶ月、1名が懲役6ヶ月、そして2名が無罪判決となっていると述べた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:26321 )