創造論シンポジウムに、進化論派反発―マルマラ大学
2012年05月16日付 Radikal 紙

マルマラ大学のハイダルパシャ・キャンパスで開かれている「科学はなぜ種間の進化論を認めないのか?」という題目のシンポジウムは「創造論者」と「進化論派(ダーウィン派)」との全面対決になった。

マルマラ大学ハイダルパシャ・キャンパスにおいてマルマラ青年ビジョン・クラブにより開催された「科学はなぜ種間の進化論を認めないのか?」というタイトルのシンポジウムが大学で緊迫した状況を引き起こした。シンポジウムが続く中、ある他のグループが開かれているシンポジウムに対しキャンパスの前で抗議活動を行い、反発を示した。

警官は、広域警備体制がしかれたキャンパスの庭にこのグループが入ることを認めなかった。このためグループのメンバーは警備員と教員との交渉を始めた。交渉の結果、警官がキャンパスの入校門にバリヤーを築いた後で、グループが庭へ入り、メディアへ会見を開く許可を与えた。

行われた会見で、大学で行われているシンポジウムは科学的でなく、進化論を認めることが必要だと述べられた。そしてイスタンブル大学自然科学学部生物学科のジハン・デミルジ教授が進化論が有効であるということに関し短いレクチャーを行った後で、グループは少しの間ハライ(アナトリアの伝統舞踊)を踊り、何事もなく解散した。

一方、マルマラ大学芸術学部映画テレビ学科の学生達もシンポジウムに参加できなかった。

■既存の認識を変え、その認識を持ち続けるな

シンポジウムで話したガーズィー大学教育学部生物学科のトゥラン・ギュヴェン教授は以下のように述べた:

ギュヴェン教授は、「種内の進化か、分種化の進化か?」という題目で発表を行い、「まず、(この言葉は)中世イスラム世界の言葉である;中世の暗黒などといった表現は、西洋によってつくられた言葉であり、ご存知のように、これは古典的なアプローチである。みなさん、何が暗黒なのでしょう。中世が暗黒であると述べることは、ヨーロッパにとってのみ有効である。イスラム世界において中世は光輝いていた時代だ。この認識を変え、この認識を持ち続けてはいけません。少し人類の歴史を学びなさい。この言葉は中世イスラム世界の言葉である:『探し求める者は見つけることができないが、見つける者もまた探し求める者である。』科学が生み出した理論によって、或いは法律や原理といった価値観によって、常に議論は開かれている。議論されない、論理構造における誤りの可能性を否定する理論は学術的ではない。それはドグマである。人間がでっちあげたドグマである。あなた方はそのドグマを信じているのだ、頭に様々な想像上のモデルを展開し、目にフィルターをかけて、世界をそのフィルター越しに見ているのだ。しかし真実はそのフィルター越しには存在しない。そのフィルターを取り除かなければならない。『そして問題へはこの観点からアプローチしなければならない。』と考えている」と話した。

■なぜ学術的なシンポジウムを妨害するのか?

遺伝医学の博士課程学生であるトルコ学生会議代表のニハト・ブーラ・アーオールさんも、シンポジウムは医学部や生物学部の学生たちの要望によって計画されたと説明し「私が博士をする目的は、進化論とは異なる観点、または種間の進化が存在しないという観点も大学で認められることにある」と述べた。シンポジウムへの参加は、インターネットを通した申請で行えると説明したアーオールさんは「学術的なシンポジウムの開催を何故、妨害しようとするのか?外にいる友人たちが、別の機会に中に入り、自身の見解をここで主張することを、そして再び学術的なシンポジウムを開催することを望みます」と述べた。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:26413 )