イラン、アゼルバイジャン共和国に警告:「偽善者たち」への居住地の提供を検討しているとして
2012年05月09日付 Jam-e Jam 紙

 「偽善者たち」〔※反体制組織モジャーヘディーネ・ハルグ(MKO)のこと〕がアゼルバイジャン共和国に居を構える可能性があるとの報道が流れたことに対し、昨日外務省報道官は強く反発する姿勢を示した。

 しばらく前にプレスTVは、シオニスト体制が反イラン的なテロリストたちを中東におけるアメリカの同盟国5ヵ国、すなわちアゼルバイジャン共和国、ヨルダン、パキスタン、カタール、及びサウジアラビアに移住させる試みの一環として、テロ組織「偽善者たち」の移住に動いていることを報じていた。

 このことは4月下旬にバクーで行われたシオニズム体制のアヴィグドール・リーベルマン外相とアゼルバイジャン当局との間の最近の協議の中で持ち出され、今もイスラエル・ロビーは「偽善者たち」に属するテロリストたちを受け入れ、人気のない空軍基地に居住させるよう、アゼルバイジャン当局に圧力をかけていると言われている。

 これに関し外務省報道官のラーミーン・メフマーンパラスト氏は国内外のメディア代表者らとの週の定例会見で、「イランはこうした移住に対して強い反応を示すことになるだろう」と警告し、「近隣諸国がこの問題の重要性を理解し、イランとの良好な関係に傷が付くような行為をしないことを期待する」と発言した。

 メフマーンパラスト氏はさらに、「もしアゼルバイジャン共和国に偽善者たちを住まわせる案がシオニスト=アメリカによって計画され、また彼らが偽善者たちを〔イランの周辺〕地域に配置しようなどと考えているのなら、我々はこの問題に対して強い関心を示すことになろう」と指摘した上で、「偽善者たちに対する我々のスタンスはまったくはっきりしている。この組織は数々の暗い犯罪の過去を持っており、我が人民ならびに要人をテロの標的とした1万6千件に及ぶ犯罪行為に加えて、〔長年にわたって基地を構えてきた〕イラクでも多くの罪を犯してきた。イラクの人々の彼らに対する憎悪は明らかだ」と言明した。

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( 翻訳者:8409013 )
( 記事ID:26418 )