サムスンの祝賀イベントにおける「男女のレスリング」に関し捜査が始められた。
サムスンで5月19日、アタテュルク祝賀青年スポーツ祭の一環で女性選手と男性の対戦相手がレスリングを行った件に関し、捜査が開始された。ヒュセイン・アクソイ サムスン県知事は、当該事件に関し会見を行った。
アクソイ知事は会見で、5月19日アタテュルク祝賀青年スポーツ祭の93周年を記念して、県の青年スポーツ局に所属するアスリートによって催しが行われたとし、「このイベントで行われた、先祖伝来のスポーツであるトルコ・レスリングへの参加が認められていない女性と男性選手によるデモンストレーションについて調査が開始された」と述べた。
■女性レスラーは語る:他意はない
サムスンの祝賀イベントで男性とレスリングをした19マユス大学体育スポーツ高等専門課程指導者養成学科2年生のヌルジャン・クルチさん(21)は、事件とされているのはレスリングの試合ではなくショーであったと弁護した。8年来レスリングをし、数々のメダルを取ったと説明するヌルジャン・クルチさんは、レスリングを行った相手の高校生レスラー、キャーミル・オズクヴァンチさんがを対戦相手だとは考えていなかったと述べた。ヌルジャン・クルチさんは、スタジアムで何千人もの前で男性とレスリングをしたことを次のように説明した。
「昨日の事件で男性とレスリングをしたことには何の他意もありませんでした。レスリングのテクニックを見せるショーをする予定だった女性選手が来なかったのです。一人ぼっちで観客席の前で恥をかかないように自分より年下のレスラーの友人とレスリングをしたのです。如何なる他意もなくレスリングをし、私たちのテクニックを見せました。このようなニュースになることは望んでいませんでした。私たちはアスリートです。あれは試合ではなくショーでした。我々はショーを行ったのです。」
ヌルジャン・クルチさんは、2006年にイスタンブルで、2008年にラトビアで行われたヨーロッパレスリング選手権でスター・カテゴリにナショナルチームの一員として試合に参加したと述べた。72キロ級でレスリングをしているヌルジャン・クルチさんは、来年行われるトルコ選手権に向けて準備をしている。
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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:26455 )