クウェイト・エネルギー社は、イラクで得た石油利権エリアにおける石油の有力な発見を期待
2012年05月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■クウェイト・エネルギー社は、イラクで得た石油利権エリアにおける石油の高い存在可能性を期待
2012年5月30日『クドゥス=アラビー』
【クウェイト:ロイター】
クウェイト・エネルギー社は、イラクで石油採掘のため獲得した利権エリア9において石油の存在について高い可能性があると述べた。
また、ロイター通信が入手した声明文によると、クウェイト・エネルギー社は、会社により実施される採掘作業の段階で、埋蔵量と生産の規模に加え、その地帯が含んでいる炭化水素の種類を特定すると述べた。
またその声明は、5年以内に試掘作業で前向きな結果を得られた場合には、共同事業体は20年間に渡る生産の発展的契約への契約延長を求めることができると契約で定められていると加えている。
900平方キロメートルの面積を持つその利権地域はバスラ県に位置し、第一ランクの石油地帯である。 グループは、原油換算で1バレルあたり6.24ドルに値する費用を計上した。
また大臣は、契約上クウェイト・エネルギー社が40パーセントのシェアを保有し、その子会社であるトルコのTPAOとアラブ首長国連邦のドラゴン社がそれぞれ30パーセントずつ保有するだろうと述べた。
クウェイト・エネルギー社の取締役会のマンスール・アブー=ハムスィーン会長は、会社がイラクでの試掘作業の開始を心待ちにしていると述べた。
またその声明は、「我々はイラク石油省がクウェイト・エネルギー社に信頼を置いてくれていることに感謝し、イラクのエネルギーセクターの発展と生産拡大への希望を支える新たな場所での試掘作業の開始を心待ちにしている」とのアブー=ハムスィーンの言葉を伝えている。
また、アブー=ハムスィーンは「今日我々は新たな成功を実現した。これはひとえにクウェイト・エネルギー社のタスク・フォースの継続的な努力の賜物である。」と加えた。
また、利権エリア9はイランのアザデジャン油田域に隣接している。西側の地質学者は、その利権エリアで既に石油を発見しており、それはアザデジャン貯留層の一部かもしれないと述べている。
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( 翻訳者:尾崎仁美 )
( 記事ID:26523 )