■クウェートの基金からイエメンへ3000万ドルの資金

2012年5月28日　月曜日　『アル＝ハヤート』

【サナア：イブラーヒーム・マフムード】

イエメン政府は昨日(5月27日)クウェート経済開発基金と配電システムのプロジェクトに3000万ドルの融資を受ける合意調印した。

昨日この目的のためにサナアに到着したクウェート経済開発基金のアブドゥルワッハーブ・アル=バドゥル総裁は、配電システムプロジェクトは、ロンドンでの対イエメン援助国会議で承認され、クウェート経済開発基金が融資することに合意したプロジェクトの一つであると明らかにした。

加えて同総裁は、昨年はイエメン国内の混乱した状況のために実行することが遅れてしまったが、同基金はこのプロジェクトの実施を迅速化し、次の時期までに達成するため熱心に取り組むと述べた。また同総裁は、クウェート経済開発基金は発展分野でイエメン政府を支援する意思を明らかにし、イエメンとクウェートは友好的で信頼しあえて且つ昔からの歴史的関係で結ばれていると強調した。

一方、イエメンは先週リヤドでサウジアラビア開発基金と電気・エネルギーのセクターに関して、合計で2億7000万サウジ・リヤル(7200万ドル)規模の支援の合意を締結した。

イエメン情報筋は、この合意は発電と配電の分野を含んでおり、発電量の増加と電気サービスのレベルを向上させることにより、深刻な電力不足を解消に貢献することや、送電網の状況を修復することで漏電を軽減する目的があると述べた。。

さらにイエメンは、リヤドにて世界銀行と公共事業プロジェクトとして6100万ドルの資金供与を受ける合意を結んだ。この資金は多くの労働者を必要とするプロジェクトに充てられ、幅広く様々な雇用機会を創出し失業率を抑えると同時に深刻な貧困を軽減することに貢献するためのものである。

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（ 翻訳者:今中航 ）
（ 記事ID:26530 )