シリアで衝突の中に取り残された63歳のトルコ市民の死亡が明らかになった。
シリア軍と反政府軍の間でトルコ国境から10キロ範囲内にあるアレッポ県アアザーズ郡で発生した 武力衝突の中に取り残されたアリエ・タシュさん(63)の死亡が明らかになった。
アアザーズ郡に隣接するセラマという街で、11人のレバノン人を含む50人が反政府軍側により誘拐された という主張を受けて、シリア軍は、去る 土曜日、この地域に対し軍事作戦を実行した。空と陸から大砲 と戦車の援助を受けて実行された作戦の際、アアザーズ郡に買い物に来ていたとされる6人の子供の母親アリエ・タシュさんが乗っていたシリアナンバーのタクシーは、衝突の中に取り残された。「止まれ」という警告を振り切って逃げたタクシーが銃撃された。このとき、車に乗っていたアリエ・タシュさんは、銃撃の中で命を落とした。
この事件を聞き、タシュさんの親族はシリアに向かい、アリエ・タシュさんの遺体を引きとった。キリス州立病院に運ばれたタシュさんの遺体は、検死のためにアダナ法医学研究所に運ばれた。遺族は銃撃したのはシリア軍だったのか、もしくは反対勢力だったのかわからないと語った。
■死亡した5人目のトルコ人
シリアで内戦が始まった日以来、アリエ・タシュさんと同様に亡くなったトルコ人の数は5人に上った。3月12日にハイレッティン・アイオールさん、3月16日にハサン・コチャクさん、3月18日にムスタファ・ウチタシュさん、そして3月13日に負傷したスフピ・エゼルさんは治療を受けた病院で3月25日に命を落とした。
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( 翻訳者:門野淑香 )
( 記事ID:26533 )