エジプト、ビザなしの観光客の入国を認める
■エジプト、ビザなしの観光客の入国を認める
2012年05月29日『アル=アハラーム』
【カイロ:シャリーフ・ガーバ・アッラーヒ】
エジプトへの外国人観光客誘致の新しい試みとして、首相のカマール・アル=ガンズーリー博士は以下の国からの観光客が、事前のビザ申請なしでエジプトへ入国できるように承認した。承認された国はマグレブの3カ国、中国、インド、ヨルダン、アゼルバイジャン、トルコだ。
ビザの取得は、旅行会社がその国からの団体の入来を保証をすることにより、エジプトの入国ポイントに到着した際に行う。
昨日(28日月曜日)、アル=ガンズーリー博士が観光活性化の方法を検討するために開催した会議に引き続き、ファーイザ・アブー・アン=ナガー国際協力・計画大臣との共同記者会見があった。観光大臣のムニール・ファフリー・アブドゥンヌール博士は、今年最初の4カ月間の観光客数は4,000,000人に達し、現会計年度中に41,000,000人を誘致すること目指すと強調した。
もし大統領選挙でイスラム派の候補者、ムハンマド・ムルスィー博士が当選した場合、エジプトへの外国人観光客の流れにマイナスの影響を与える可能性があるかどうかに関する質問の応答として、アブドゥンヌールは「観光はエジプト国家の重要な収入源であり、責任者は、その立場が何であれ、この重要な活動にダメージを与えるとは考えられない」と述べた。
アブー・アン=ナガー大臣は、同時に、エジプトへの簡易入国許可を決定した国からの観光客集団を扱う旅行会社が、不法な滞在延長をしないよう保障することを強調した。
一方、アル=ガンズーリー博士は、シナイ開発の法律が適用される予定であるポートサイド東部での都市・産業・農業・観光・商業・物流地域の確立という巨大なプロジェクトの実行開始に向けての、必要な手続きの開始を指摘した。これらはアル=ガンズーリー氏のオフィスで昨日、ポートサイド東部地区向けの詳細計画を検討するために開かれた会議の間の発言である。
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( 翻訳者:柏田千秋 )
( 記事ID:26542 )