イラン映画協会、活動再開する:協会前では抗議集会
2012年05月24日付 Mardomsalari 紙
イラン映画協会は行政公正院が〔政府から同協会に下されていた〕解散命令の破棄を発表したことを受け、〔‥‥〕「ホッラムシャフル解放記念日〔※〕」にあたる本日ホルダード月3日〔西暦2012年5月23日〕、8年間にわたる「聖なる防衛」〔=イラン・イラク戦争〕の傷痍軍人らが見守る中、自身の正式な活動を開始した。
※訳注:イラン・イラク戦争でイラク軍に占領されたイラン南西部ホッラムシャフルが、1982年に解放されたことを記念する日のこと
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ファールス通信の報道によると、昨日朝、「ジハード・ドキュメンタリー制作者協会」や「ヘズボッラー芸術者委員会」、「芸術家バスィージ」、その他芸術関連のジャーナリストらを含む、文化・芸術関係者が、映画協会の前で抗議集会を開いた。この報道によると、集会に参加していたドキュメンタリー制作者のソヘイル・キャリーミー氏は、「この集会は、BBCやVOA(ボイス・オブ・アメリカ)の館〔※〕の扉の前で行われているものだ。彼らはペテンによってこの協会を設立したのであり、この流れは今も続いている」と語った。
※訳注:イラン映画協会はペルシア語を直訳するならば「映画の館」となる。「BBCやVOAの館」という表現は、イラン映画協会は、実際には「映画」の館ではなく、「BBCやVOA」の館(出先機関)になっている、ということを皮肉っている。
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キャリーミー氏は、「彼ら〔=イラン映画協会の関係者〕はBBC放送のために映画を制作し、ある種のスパイ行為をしていたのである」と述べ、さらにこう続けた。
文化イスラーム指導省の唯一の評価すべき功績は、この協会を解散させたことであった。ところが昨日、行政公正院の判断によって、この協会の存続が決定された。我々はこの決定に抗議する者であり、我々はまず司法権に、次いでイスラーム指導省に抗議を申し入れる。そして、たとえ最終的にイスラーム指導省が〔映画協会の解散を〕断念するようなことがあったとしても、我々は諦めるようなことはないということ、行政公正院およびイスラーム指導省の前で抗議集会を続けるということを、強く警告する。
キャリーミー氏は自らの発言の続きのなかで、「自分たちの仕事を続けたいならば、我々ヘズボッラーの屍を乗り越えなければならないということを、この協会にいる者たちは知るべきだ。我々は今後も、自分たちの抗議を大統領や司法権、そしてイスラーム指導省に対して続けていくつもりだ」と語った。
キャリーミー氏はさらに、「我々がこうした集会に参加していることの意味とは、すなわち、たとえ文化・政治関係者たちが革命的理想に異を唱えようとも、我が勢力が彼ら〔=映画協会の関係者たち〕の前に敢然と立ちはだかる、ということだ」とも述べた。
この報道によれば、集会参加者らは「アッラーは偉大なり」を唱えながら、声明文を手に持った状態でイラン映画協会の扉の前に集結し、協会の門扉にザフラー閣下〔※預言者ムハンマドの娘にして初代イマーム・アリーの妻であるファーテメのこと〕の名を刻みつけた上で、集会を終えた。
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( 翻訳者:8408061 )
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