経済統一委員会 アラブ電力市場の設立に関する提案を議論
2012年05月28日付 Al-Ahram 紙
■経済統一委員会 アラブ電力市場の設立に関する提案を議論
2012年5月28日 『アル=アハラーム』
【イブラーヒーム・アフマド・アン=ナッジャール】
アラブ経済統一委員会は6月7日に行われる第94回目の閣僚級会議で、エジプト電力協会から提示された統一されたアラブ電力市場の設立に関する提案を議論する。また同様に投資、経済開発、知識型経済への移行に向けての統一アラブ戦略情報インフラ計画に関する文書や、中小の団体や事業の設立、人的資源の開発・運営なども議論する。これに先立って、閣僚会議は常任代表次官らによる事前会議が6月4、5日の二日間に渡り行われる。イエメン共和国からの引き継ぎの後、ヨルダン・ハシミテ王国が議長国を務める予定である。
経済統一委員会代表のムハンマド・アッ=ラビーウ大使は、今回の議題は、アラブ世界が興味を抱いているテーマと案件にあふれ、特にその中にはアラブの春の革命後に、アラブの経済や開発への影響をもたらしたものに関するものなどがある、と伝えた。またアッ=ラビーウは、有識者会議諮問委員会の設立が表明されることを付け加えた。この委員会には、アラブ世界の専門家、教授、思想家、経済専門家、特に貿易、投資、製造分野において、政府及び民間セクターのグループや団体、高い専門性のあるアラブのビジネス・連合の代表者などが含まれる。
さらにアッ=ラビーウは、今回の会議では、パレスチナの経済状況や経済発展及び、先のアラブサミットで採択された、パレスチナ問題とその地域的国際的舞台での進展、ガザ地区の経済開発戦略などに関するバグダード宣言について議論するであろうと言及した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:今中航 )
( 記事ID:26581 )