バーダームチヤーン氏「アフマディーネジャード発言はイマーム・ホメイニーのお言葉と矛盾」
2012年05月24日付 Mardomsalari 紙
イスラーム連合党代表代行のアサドッラー・バーダームチヤーン氏は、アフマディーネジャード大統領が第9期国会選挙に当選した一部議員と面会した際、国会が国政の先頭に立っていることへの疑念を繰り返す発言を行ったことを批判した上で、「アフマディーネジャードは慣行に反して、〔新たな期の〕国会が開始される前に、一部の議員たちを〔自身が主催する会合に〕招待した。当然彼は、自身にとって好ましい人物が国会議長や国会運営委員会の委員なることを望んでいるのだろう。しかしこうした行動は、〔大統領として〕ふさわしいものではない。こうした動きは、行政権による立法権への干渉であり、問題があるからだ」と述べた。
同氏は慎重な言い方で、次のように指摘した。
彼が言うには、〔国会ではなく〕国民が国政の先頭に立っているとのことだが、これは一種の言葉遊びであり、正しい発言とは言えない。〔‥‥〕この種の発言は、イマーム・ホメイニーの発言に逆らうものである。イマームは「国会は国政の先頭に立っており、国民は我々の主人である」ときっぱりと仰った。《主人》は《国政の先頭》とは別だ。イスラーム革命最高指導者〔=ハーメネイー氏〕も、国会が国政の先頭にいるとのイマームの発言を別の形で強調されており、アフマディーネジャードのこうした立場は正確ではない。
同氏は「『国民が国政の先頭に立っている』などと言うとは、あたかもアフマディーネジャード氏はイマームよりも事情に通じているかのようだ」と述べた上で、さらに「アフマディーネジャードの言動には法的観点からも問題がある。国会が正式に活動を始める前に、それも国会執行部の選出を目前に控えた時期に、議員たちを〔自身の主催する会合に〕招くことは、大統領が一部の特別なグループを贔屓しているとの疑念を引き起こすだけであり、これは彼自身とっても害をもたらす」と語った。
〔‥‥〕
同氏は最後に、「大統領は亡きイマームの遺志に忠実であるということを示すためにも、同師の御言葉を繰り返し、『国会は国政の先頭に立っており、大統領は国民に奉仕する立場にある』ときっぱりと言うべきである」と述べた。
この記事の原文はこちら
関連記事(170名の国会議員、大統領に対して申し入れ)
( 翻訳者:8409125 )
( 記事ID:26596 )