エジプト:天然ガスを発電所に向けて、規則的輸送開始
2012年05月27日付 Al-Ahram 紙

■エジプト:天然ガスを発電所に向けて、規則的輸送開始

2012年5月27日 『アル=アハラーム』

【ターヒル・スライマーン】


アガスコーブ社の社長で天然ガスの国営ネットワーク責任者のハーリド・アブドゥルバディーウ技師は、アル=ビルラスブ・ガス田の圧力器の一つの緊急メンテナンスの作業が終わった後に、天然ガスを発電所に送る作業を規則的に行っていくことを明らかにした。

また、現状は安定しており、ガスは全てのプラントに通常の割合で届けられているほか、消費量がガス換算で9200万 立方メートル(ガスとディーゼル)に達したことによる圧力の高まりに対処するため、全ての発電所へのガス輸送量を増加させたことも付け加えた。これは、去年の同じ時期と比べ約15%多い消費量と推定される。さらに、エジプトで最大の発電所で、発電力でアスワン・ハイダムを上回るアル=カリーマート発電所は通常の形で高い能力の操業をし始めたと強調した。

一方でワーディー南部のアル=カービダ社の社長シャリーフ・イスマーイール技師は、最も優れているとされるアスユートの精油所は、年間の生産能力が約540万トンに達していることに加え、紅海のラアス・シャキールから延びるパイプラインに接続していることも明らかにした。これが同精油所の特徴で、国内での原油量が不足した際に、クウェートからであれ、他の国からであれ、輸入原油を送りこむことが可能である。これにより一部原油の輸入に頼りつつも、同精油所がディーゼルや燃料油の生産をすることで輸入を削減することが可能になる。また、精油所の発展・近代化事業には多額の予算を必要とし、綿密な計画や莫大な資金への依存が避けられないと明らかにし、エジプトには生産能力の80%で操業している6つの精油所があることを示した。

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( 翻訳者:今中航 )
( 記事ID:26608 )