シリア、トルコなどへ外交上の報復
2012年06月05日付 Hurriyet 紙

シリア外務省は、トルコのダマスクス大使館のオメル・オンホン大使を含む数カ国の大使と代理大使らを、「問題人物」と裁定した。

AFP通信の情報によると、シリア外務省は「いくつかの国が、我々の代理大使や大使館職員を歓迎しない旨を通知してきた」と発表した。報道によると、これを受け、シリアは、トルコ、アメリカ、フランス、イギリス、スイス、イタリア、スペインの大使らと、ベルギー、ブルガリア、ドイツ、カナダの代理大使を含む計17名を「問題人物」と裁定した。 シリア側のd発表によると、それにもかかわらず、シリアは今なお相互の敬意と平等の原則に基づき対話が重要 だと認識しているという。 シリア外務省は、外交が、国家間の問題を解決するために「必要な手段」であると考えており、「我々がこの処置をとらざるをえなくなった国々も、 我々と同じ考えを持ち、関係を正常に戻すことを望む」と述べた。

■オンホン大使は、トルコに帰国

トルコ政府は3月26日ダマスカス大使館のすべての活動を一時的に中断し、オンホン大使もアンカラに帰国した。 シリア外務省が名指しした他国の外交官何名かも現時点でシリアを去っている。 西側諸国は、5月30日にホウラ地方で起きた大虐殺事件に抗議するために、シリアの 外交官らを一斉に国外退去処分とした。トルコ外務省も同日の発表で、トルコにいるシリア人外交官に帰国するようにと指示した。また同日、トルコ政府はシリアで外交活動を唯一行っていたアレッポ領事館を引 き上げ始めた。

しかし、アナトリア通信(AA)の本日の記事によると、トルコのアレッポ領事館では主要メンバーのみ残り、外交活動を続行するという。

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:26629 )