ボアジチ大学カンディル観測所からの発表によると、地中海地方ムーラ県オリュデニズ沖合で発生したマグニチュード6の地震につづき、15時49分に4・9、15時57分に3.6の2回の地震がさらに起こった。
地中海地方と南エーゲ海地方で、今日(6/10)の午後、マグニチュード6の地震が発生した。
ボアジチ大学カンディル天文観測地震研究所は、震源をオリュデニズ沖合と発表した。地震は15時44分に発生した。地下19.6キロを震源とするこの地震は、アンタリヤからイズミルに至る広範な地域で感じられた。フェティエやマルマリスなどの震源に近い町では強い地震の際に人々がパニックとなり、通りに飛び出した。
(中略)
■6人が病院へ
ムーラ県フェティエ郡オリュデニズ沖合でおきたマグニチュード6の地震は、ムーラ、アンタリヤ、デニズリで感じられた。この地震でパニックがおきたほか、一部の家では屋根やバルコニーに被害がでた。あるビルでは屋根がおち、下にあった自動車に被害を与えた。車は使い物にならない状態となった。パニックとなって窓から飛びおりたり、心臓発作をおこした6人の市民が救急車で病院に運ばれた。
■建物に被害、ババダー山で落石
オリュデニズ地区では一部の建物やホテル、またヒラルオニュ地区の建物の壁にひびがはいった。一部の建物では煙突が倒れた。世界的に有名なパラグライダー(yamaç paraşütü)の中心地であるババダーから落ちた石が、登山道をふさいだ。フェティエ市の中心や周辺の村でも被害がでた。マルマリスでは、一部の村の家で壁がひびわれた。また廃墟となっていた無人のたてものが倒壊した。
一方、アンタリヤのクルルジャ郡では地震にパニックとなったアリ・フアト・イシテミズさんが、2階にある家のバルコニーから飛び降りてけがをした。クムルジャ国立病院に搬送されたイシテミズさんの様態は良好だという。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:26670 )