ダールジャ殉職の兵士の財布から「詩」―募る遺族の悲しみ
2012年06月22日付 Milliyet 紙
ハッキャーリ県ユクセコヴァ郡ダールジャ地区で殉職した8人の兵士のうちの一人で、一昨日埋葬されたトラブゾン出身のアリ・ヤシン・エルオスマンオール歩兵伍長の家族の元に返された財布から、1枚の紙に書かれた詩が出てきた。「今日は私の誕生日」で始まる詩に、彼の家族と友人たちは涙にくれた。
ユクセコヴァ郡のイェシルタシュ臨時基地へのPKKテロリストらの卑劣な攻撃で殉職した21歳のアリ・ヤシン・エルオスマンオール歩兵伍長は、トラブゾンで一昨日行れ、何千人もの人々が参列した葬儀において、涙の中埋葬された。葬儀中に、彼の母親と姉のゴンジャ・エルオスマンオールさんが涙にくれながら受け取った遺留品の中の焼け焦げた財布からは、紙に直筆で書かれた「今日は私の誕生日」で始まる詩が見つかった。いつ書かれたものなのか定かではない、あちこちが破けた紙に書いてあった詩は次のとおりである:
今日は私の誕生日
故郷からずいぶん遠くにいる
この山にまかれた私の希望の種は
昇る日の光によって育つ
日の出を待っている
雲は雨ではなく郷愁にあふれていて
たまらなく恋しくなった
コップから流れ出した郷愁は私にふりかかる
たまらなく恋しい
コップから流れ出した郷愁は私にふりかかる
この山に希望の種をまいた
日が昇っている
雲は郷愁でいっぱいだ
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:甲斐さゆみ )
( 記事ID:26803 )