ドラマ「シャーの秘密」で有名俳優のオーディション、行われる
2012年06月13日付 Jam-e Jam 紙
青年期のモハンマド・レザー・シャー役を演じるホセイン・ヌールアリー
ティール月〔西暦6/7月〕に始まる予定だったこの連続ドラマの撮影は、役者の選定が長引いたために、シャフリーヴァル月〔西暦8/9月〕に延期
【ラジオ・テレビ部:メフルヴァーレ・フェルドゥスィー】 ゴトボッディーン・サーデギーと
ジャムシード・ハーシェムプールの二人が、連続ドラマ「シャーの秘密」でイマーム・ホメイニー役の主な候補者となっている。
ハーシェムプールは以前にも、ベフルーズ・アフハミー監督作品「朝の子」でイマーム役のメークアップ・テストを受けたことがあるが、最終的にこの役は
アブドッレザー・アクバリーが演じていた。
また、このドラマではホセイン・ヌールアリーが青年期のモハンマド・レザー・シャーの役に選ばれた。この俳優は以前にも、連続ドラマ「ヨーロッパ流の開発」でモハンマド・レザー・パフラヴィー〔※1〕役を演じている。
「シャーの秘密」は総勢350人の役者が出演するドラマで、現在メークアップ・テストの段階にある。彼らのうち何名かが、このドラマで主要キャストとして選ばれている。
これまでのところ、モハンマド・レザー・シャリーフィーニヤーがアミール・アッバース・ホヴェイダー〔※2〕役を、ギーティー・サーアトチーがシャーの母親のタージョル・モルーク役を、アターバク・ナーデリーが青年期のホセイン・ファルドゥースト〔※3〕の役を、サイード・モガッダムマネシュがアサドッラー・アラム〔※4〕の役を演じることが確定している。また、ダーリユーシュ・アルジュマンドがアーヤトッラー・ボルージェルディー〔※5〕役の候補者の一人となっており、アミーリール・アルジュマンドやチャンギーズ・ジャリールヴァンドとも、このドラマの出演に向けた交渉が行われている。
ドラマ「シャーの秘密」(プロデューサー:アリー・ラダニー、監督:モハンマド・レザー・ヴァルズィー)の撮影はティール月の後半〔7月上〜中旬〕にも始まる予定であったが、シャフリーヴァル月〔西暦8/9月〕に延期された。
プロデューサーのラダニー氏がジャーメ・ジャム紙に述べたところによると、「ドラマの脚本はモハンマド・レザー・ヴァルズィーが書いたもので、現在メフディー・サッジャーデチーが編集しているところだ」とのことで、「このドラマは、〔第2次世界大戦で連合国軍のイラン侵攻によって父レザー・シャーが退位し、代わって息子のモハンマド・レザーがシャーに即位した〕1320年シャフリーヴァル月25日〔1941年9月16日〕から1357年バフマン月22日〔1979年2月11日〕の革命までイランを支配したモハンマド・レザー・パフラヴィーの私生活を描いた内容となっている」という。
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同氏はこのドラマのあらすじについて、「ドラマ『シャーの秘密』で、私たちは〔79年の〕革命の勝利までのモハンマド・レザー・シャーの私生活や国の運営方法、彼の諸外国との関係について描く予定だ。またこのドラマではところどころで、過去を訪れ、〔モハンマ・レザーの父〕レザー・シャーの生活に関する挿話も交えるつもりだ」と話している。
※1:モハンマド・レザー・パフラヴィー(1919-1980):パフラヴィー朝の第2代皇帝で、1944年から1979年までイランに君臨。白色革命とよばれる近代化政策を徹底したが、79年の革命によって亡命。
※2:アミール・アッバース・ホヴェイダー(1919-1979):1965年から1977年まで首相を務めた政治家。革命後に処刑された。
※3:ホセイン・ファルドゥースト(1917-1987):モハンマド・レザー・シャーの学友で、シャー体制の情報機関SAVAKの副長官を務めた。
※4:アサドッラー・アラム(1919-1978):1962年から64年まで首相を務めたシャー体制の重鎮の一人。宮廷大臣など様々な職を務めあげた。
※5:セイエド・ホセイン・ボルージェルディー(1875-1961):1947年頃から1961年まで、唯一人のシーア派最高権威マルジャエ・タグリードとして宗教界に君臨。政治への介入には慎重で、彼の死後、政治的積極主義がシーア派ウラマーの間で台頭するようになった。
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( 翻訳者:8410111 )
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