WSJ誌、「シリア空域」報道批判をめぐり、エルドアン首相を批判
2012年07月02日付 Radikal 紙
米誌ウォール・ストリート・ジャーナル(以下、WSJ誌)は、トルコ軍用機がシリア領空で撃墜されたと報道したことでエルドアン首相から大きな反発を招いたが、引き続き同問題を扱っている。
エルドアン首相に「臆病だ」と批判されたWSJ誌は、その情報源が米政府当局者によるものと繰り返した。ただ、実名の公表は避けている。WSJ誌は、トルコ政府からの反発に対し、「トルコ、軍用機撃墜問題の見解崩さず」との見出しで本日(7月2日)も報道を続けた。
トルコ国軍は軍用機が墜落したのは公海上であるとの見解をHP上で繰り返している、とWSJ誌は伝えている、
エルドアン首相がWSJ誌に向けた批判も詳細に亘って全て掲載した。
記事では、批判の原因である情報源が米政府当局者によるものであると反論したものの、
実名の公表は避けた。
また、米政府当局者がエルドアン首相の批判に応じないことを選択した、と報道した。
同誌は、米土間で情報が錯綜しているものの二国間関係が揺らぐことはない、としている。
トルコは、シリア問題における米国・欧州の戦略にとって重要な役割を担うからだ。
WSJ誌によると、2009‐10年に米土関係は極度の緊張状態にあったが、直近の数か月間、両国の協調関係は特に好転していた。
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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:26906 )