ハーメネイー最高指導者「イラン国民はその聡明さによって敵の陰謀を阻止している」
2012年06月25日付 Mardomsalari 紙

 アボルファズル・アッバース閣下〔※「カルバラーの悲劇」で非業の最期を遂げた、第三代イマーム・ホセインの異母兄弟〕の輝かしき生誕記念日に、第29回国際聖コーラン大会で優れた成績を収めた学者やコーラン読経師、コーラン暗唱者らは、イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下が見守る中、「コーランと親しむ光の会」を立ち上げ、コーランの天空の章句を朗唱することで、偉大な神を讃美した。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はこの会見で、〔‥‥〕「イラン国民は、物質にまみれた世界の中でコーランとイスラームの主権の旗を掲げ、困難に対する忍耐と不撓不屈の精神によって、この光の旗の輝きを日増しに高め、聡明さと力強さと絶え間ない進歩によって、敵の陰謀を阻止していることに、強い誇りを抱いている」と指摘した。

 最高指導者は、イラン国民が手に入れたイスラームの栄光は、生命力にあふれたコーランの教えを実践してきた結果なのだとの認識を示し、さらにこう続けた。

もし国民に信仰心があるならば、もし国民が神の約束を信じるならば、もし国民がコーランとイスラームの道において不撓不屈の精神を発揮するならば、そしてもし国民が敵のほほ笑みと策略に信頼を置かなければ、どんなに複雑精巧な軍備にも、またどんなに大規模な政治的、情報的、そして経済的陰謀にも打ち勝つことができるということを、ムスリム諸国民は〔イランという〕この輝かしき模範から学んでいるのである。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、中東地域の諸国民が展開しているイスラーム運動に対するアメリカとイスラエルの計略・政策について言及した上で、「狡猾で血に飢えた敵は、〔中東地域の〕諸国民によるイスラーム運動の拡大と深化に抵抗しているが、コーランの道に沿って諸国民が運動を継続すれば、このような陰謀も失敗に終わるだろう」と指摘した。

 同師は、聖コーランを暗唱し、この神聖なる書物にかかわる教えを普及させるための集会を開けば開くほど、国の公的空間の「より一層のコーラン化」がもたらされるとの見方を示した上で、「〔イランにはイスラーム的な国家を作り上げるのを阻害するような〕様々な破壊的要素が存在するが、それにもかかわらず、精神的価値と祈りを大切にする若者の数の点では、イランは他の国とは比べものにならない。このことについても、私たちは〔神に〕感謝しなければならない」と語った。

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( 翻訳者:8408061 )
( 記事ID:26925 )