外務省報道官が会見「サウジアラビアは己の行動について説明せよ」
2012年06月27日付 Mardomsalari 紙
イラン外務省特別補佐官は、サウジアラビア国内で複数のイラン人が処刑された問題を追及するための派遣団が、同国を訪問する予定であることを明らかにした。また同氏は記者会見で、〔中東〕地域の諸問題やエジプト大統領選挙、核問題等についても言及したが、ブラジル大統領がイラン大統領との会談に応じなかった問題については、納得できる回答は行わなかった。
ラーミーン・メフマーンパラスト外務省報道官は昨日の朝、週の定例会見で記者団に対し、次のように語った。「イラン国民に関して起きたこの問題は、簡単に見過ごすことのできるようなものではない。サウジアラビアであろうと他の国であろうと、わが国の国民に対して危害を加える権利などありはしないのだ。これは権利の問題、そして国際問題として追求していくべき非常に重要な問題なのである」。
同氏はまた、「外務省の領事、及び司法部門の派遣団が、サウジアラビアで処刑されたイラン人遺族の代理人と共に、近くリヤドに向けて立つ予定である。サウジアラビア政府は自身の取った行動について説明を行い、国際的な協約に基づく義務に注意を払う必要がある。こうした義務に反する行為は、いかなるものであれ、それ相応の責任を伴うものなのである」と付け加えた。
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メフマーンパラスト氏はサウジアラビアで処刑されたイラン人の遺体引き渡しについて、またサウジアラビアがこの件で引き延ばしを図っており、処刑された人々に対して厳しい拷問が行われていた疑いがあることについて触れ、「我々はこの問題を、毅然とした態度で追及していくつもりだ。残念ながら、我が国の国民に対する領事による接見や遺体の引き渡しなど、諸々の国際的協約が遵守されていない。そのためイラン側の派遣団は断固たる決意で、今回の訪問を実現させ、この件でのサウジアラビア政府の説明を求めていくつもりだ」と語った。
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同氏は記者会見の続きで、「ブラジル大統領がイラン大統領との会談を断ったと言われているが、これは両国の間に溝が生まれたことを意味するのか」との問いに対して、次のように答えた。
〔ブラジル大統領が〕各国代表との公式会談を行う可能性はなく、ブラジルが戦略的関係を持つ8ヵ国とだけ会談を行うということ、その他の国との会談は別の機会に行うということを、〔リオ+20〕会議開催以前から、ブラジル当局は表明していた。〔…〕これは、ブラジルと、同国が会談を行わなかったその他50ヵ国との関係が、良好ではないなどと想像するような問題ではないのである。このような邪推は、むしろある特定の政治的意図によるものである。恐らくラテンアメリカで我々が存在感を示すことに成功している様子など、見たくもないと考える一派が、〔世界には〕いるのだろう。特にラテンアメリカにいるシオニスト・グループなどは、我々と〔中南米〕地域の国々との関係強化に強い不快感を抱いている。シオニスト体制やアメリカ政府の発言からは、一種の懸念を見て取ることができよう。メディア各社には、現実とは異なる否定的雰囲気作りに加担しないよう、お勧めする。
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( 翻訳者:8409148 )
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