ハージーザーデ司令官「イラン製弾道ミサイルや対レーダー・ミサイルも開発中」

　「偉大なる預言者7」と銘打った革命防衛隊宇宙航空部隊による地対地ミサイルの軍事演習が今日から始まる。3日間にわたって行われるこの軍事演習の重要性は、域外諸国〔＝アメリカやNATO〕の空軍基地に似せて作られた基地が我が国の砂漠の真ん中にシミュレートされ、革命防衛隊のミサイルの標的となることにある。

　革命防衛隊宇宙航空部隊のアミール・アリー・ハージーザーデ司令官が昨日、記者会見で明らかにしたところによると、「この軍事演習は革命防衛隊が毎年行う軍事演習の一環として実施されるもので、その他の軍事演習との主たる違いは、域外諸国の空軍基地に似せて作られた基地を、砂漠の真ん中に建設したことにある。この基地のなかにミサイルを打ち込むことで、革命防衛隊の司令官や専門家は〔ミサイルの〕正確性や弾頭の破壊力、及び〔ミサイル〕システムの性能などを評価することが可能となる見込みだ」という。

　ファールス通信の報道によると、ハージーザーデ司令官はまた「この演習では、長距離、中距離、そして短距離の各ミサイルが利用され、国内の様々な地点から、事前に指定された100ヵ所の標的に向けて発射される予定だ」とも述べた。

　ハージーザーデ司令官は革命防衛隊の新たな成果について言及する中で、「2年前に研究が完了したミサイル《ギヤーム》はすでに、大量生産されて様々な部隊に納品・配備されている。この軍事演習では、これらのミサイルの大量発射を目の当たりにすることになるだろう」と言明した。

　同司令官はさらに、「ペルシア湾対艦船ミサイルもこの軍事演習で発射される予定だ。また、地上システムならびにミサイル部門の改善も、軍事演習『偉大なる預言者7』の特徴の一つである」と語った。

　同氏はまた、この演習が行われる場所について、「数十発のミサイルがスィースターン州その他から、セムナーン砂漠にある標的に向けて発射されることになっている」と語った。

　ハージーザーデ氏は、イランに対する世界の抑圧諸国の脅威について、「いかなる脅迫や悪行であれ、それが実行された場合には、我々は断固たる姿勢で、決定的かつ徹底的に報復することになろう。何らかの敵対的行動が我々に対して取られた場合は、イランの地対地ミサイルが稲妻の如く、彼らの頭上に降り注ぐことになるだろう」と述べた。

　同司令官は軍事分野におけるイランの科学的発展について強調しつつ、「この分野での我が国の専門家たちの努力を考えれば、我々が〔兵器を〕丸ごとコピーしたり〔他国から輸入した部品〕一式を組み立てたりする必要など、もはや存在しない。今や我が国の専門家たちはアイディアを製品に変えるまでになっており、我々はすでに一部製品の輸出を行っているほどなのである」と指摘した。

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（ 翻訳者:8410039 ）
（ 記事ID:26927 )