レザーイー「アラブ首長国連邦の建国はイランの許しを得て行われたもの」
2012年07月01日付 Mardomsalari 紙

 公益判別評議会のレザーイー書記は、「シオニストらの影響下にある分子によってバクーで行われている活動は、火遊びのようなものである」と述べた。

 イラン学生通信の報道によると、モフセン・レザーイー氏はアゼルバイジャン共和国におけるシオニストらの反イスラーム活動について触れた上で、「シオニストの影響下にある分子によってバクーで行われている活動は、アゼルバイジャン共和国の人々にとって有害であり、同国の政府関係者たちはこのような反イスラーム活動に保護を与えるべきではない」と述べた。

 同氏は加えて、「アゼルバイジャン国民は、ソビエト支配からの解放後、自らの宗教〔=シーア派イスラーム〕を求めてきたが、災いに満ちたイスラエル体制がこれを許そうとしない。だからこそ、アゼルバイジャンの政府関係者たちは盲目的にイスラエルに従ってはならないのである」と述べた。

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 同氏は、ペルシャ湾はイランのものだと指摘した上で、「イランの敵はこれ以前にも、三島問題を取り上げてきたし、今も取り上げている。彼らはこの3島〔大小トンブ島とアブー・ムーサー島〕はイランのものではないなどと言い張り、ペルシア湾すらイランのものではないなどと主張するまでになっている。しかし資料が示すように、この湾は何千年も前からこの名前〔=「ペルシア」湾〕だったのであり、イラン人のものだったのである」と述べた。

 同氏は続けて、「新しく作られたアラブ首長国連邦などという国が、イラン南部の3つの島について、自分たちのものだなどと主張している。しかし実のところ、この国は数年前、アラブ首長国連邦などという名の国を作るために、イランから許しを得ていたような国なのである」と語った。

 公益判別評議会書記は、カスピ海におけるイランのシェア(取り分)について、「カスピ海沿岸諸国との協議は順調に進んでおり、彼らとの関係も良好だ。しかしイランのカスピ海に対するシェアが20%しかないということは、われわれにとって信じがたいことである。なぜならこの海に対するイランのシェアは、これ以上だからだ」と述べた。

 同氏は、イランは核問題についてこれまで冒険主義(アドベンチャリズム)を追求してきたことはないし、今もそうしていないと指摘しつつ、「イランは核問題において〔ウランの〕濃縮〔技術〕を求めている。これはわれわれにとって大きな進歩となるが、5+1〔国連安保理常任理事国とドイツ〕は交渉の中でこれを妨害しようとしているのである」と語った。

 同氏は続けて、「もしわれわれイラン国民が、制裁などわれわれには効果がないということを示すことができれば、この交渉におけるわれわれの目標も達成することができるだろう。しかし、もしこれとは反対のことになれば、これらの国々〔=5+1〕はわれわれに何の特典も与えてはくれなくなるだろう」と指摘した。

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 公益判別評議会書記は最後に、我が国に対する経済制裁について触れ、「今日、イラン経済は若者のための大いなる大学ヘと変貌することが可能だ。もちろん、物価高や失業問題を解決し、さらに一歩前進するためには、経済的な飛躍がわれわれには必要である」と強調した。

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( 翻訳者:8410128 )
( 記事ID:26951 )