■GCC諸国は食糧需要の90%を輸入する
2012年7月10日 火曜日 『アル=ハヤート』
【アブダビ:シャフィーク・アル=アサディー】
湾岸諸国筋は、食糧安全保障がGCC諸国の大きな課題であると述べた。同筋は、これらの諸国は、農業に適した土地が限られ、人口が大幅に増加している中で、食糧需要の約90%を輸入していると指摘した。同筋は、来る11月26日~28日に「アブダビ国立展示場」で開催予定の「中東SIAL」展示会開催の公式発表の際、アラブ諸国では食糧安全保障の必要性が増大しており、各国は複数の国々で自らの食糧需要を確保するためのうちを賃借していると指摘した。また、同筋は、UAEは140万ヘクタール以上の農地をスーダン、パキスタン、モロッコで賃借し、食糧生産分野で14億ドルを投資していると強調した。
「中東SIAL」は、「アブダビ食糧監視機関」の協力で開催され、食糧と食品工業分野では地域でも特筆すべき催し物である。
昨年(2011年)の第2回展示会の際は、43カ国から466件の展示があり、78カ国から9707名が展示会を訪れた。同様に、2011年の間に、3億5000万ドル以上の諸般の契約が締結された。さらに、2011年の展示会に出展した諸企業のうち、86%がこの重要な催し物の今年(2012年)の開催用に展示場所を再予約した。
「中東SIAL」は、「SIAL」発明賞への出展受け付けを開始すると発表した。受賞発表は、今年(2012年)の展示会の間に行われる。
「XTCワールド・イノベーション」社のハーフィール・ティーラルト執行代表は、「この賞は、世界中の食品分野の発明の基準となった。多くの場合、出展企業にとってこの賞が成功と大企業への仲間入りの出発点となった。」と述べた。
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:高岡豊 )
( 記事ID:26968 )