ロシア戦艦、ボスフォラス海峡を通過、地中海へ
2012年07月12日付 Yeni Safak 紙
シリアに向けて出発したロシア戦艦は、イスタンブルのボスフォラス海峡を通過した。シリアにある海軍基地、タルトゥースへ3ヶ所から11隻の戦艦が向かい、射撃訓練を行うことを明らかになった。
ロシア艦隊のスメトリーヴィという名の駆逐艦が11:30頃、ボスフォラス海峡を通過し終えた。通過の際には、沿岸警備隊のボートが同行した。スメトリーヴィの任務は完全にはわかっていない。しかし、ロシア海軍の情報局は全長147メートルの戦艦スメトリーヴィが、地中海で遂行する必要のある任務があったと明らかにしている。
■地中海で軍事訓練
ノーボスチ・ロシア通信社にロシア国防省の関係者が昨日行った説明では、北海、バルト海、黒海のロシア海軍に属する11隻の戦艦が、大西洋、地中海、黒海で”軍事訓練”を行うと述べられた。
昨日、スメトリーヴィが地中海へ行くことが発表される前に、トルコ当局へ通過の情報が与えられ、ロシア海軍に属する"ニコライ・フィルチェンコフ'"、"Caktarz"という名の揚陸艦と"ツェーザリ・クニコフ"という名前の駆逐艦と"SB-5"という名の補助艦が、ダーダネルス海峡を通過し、エーゲ海へ向かった。
■モントルー条約上の認可
トルコは、戦艦がこのように通過することには、モントルー条約の枠組みにおいて許可が与えられることを明らかにした。
またトルコは、ロシア戦艦がイスタンブルとダーダネルス海峡を通過するためには、モントルー条約で示された規定が適用されるであろうことを、4月中に明らかにしており、この規定の範囲内で、国際法に従って、この通過が行われると述べた。
■ダヴトオール外相”慎重に対応する”と強調
アフメト・ダヴトオール外相は4月に、ロシア戦艦が海峡を通過することに関する質問に答える際、この危機において、全ての国々がシリアの動向に慎重な姿勢を示す必要があると話していた。
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( 翻訳者:田中けやき )
( 記事ID:26990 )