■アラブ首長国連邦の「中央」銀行、諸銀行の流動性制度を決定
2012年07月17日 火曜日 『アル=ハヤート』
【アブダビ:シャフィーク・アル=アサディー】
アラブ首長国連邦の諸銀行の声明によれば、前向きな指標が現れた。声明は、諸銀行が良い状況にあり、世界市場でいられる危機から安全な場所にあることを確認した。
アラブ首長国連邦中央銀行は昨日(16日)、運営議会の会議終了時に議会が「銀行の流動性制度」の発表に合意したことを明らかにした。これは、諸銀行が企業統治上の危機に対処するための実効的な対策の存在を保証するための決定をした。また、アラブ首長国連邦で営業する銀行の流動性の状況や、民間融資の経路を強化する。運営会議は、新制度が必要な枠組みを提供することを確認した。これは特に流動性基準についての「バーゼル3」合意の要求を実行するためであり、アラブ首長国連邦の金融制度において、より良い国際的振る舞いに依拠することへの熱意や遵守を反映するためである。
運営議会は対諸銀行管理局が提出した、銀行組織についての特別指標に関する報告を精査した。加えていくつかの研究や報告、提案を受け、それには、国内の諸銀行に対する「改正」信用集中制度の適用の影響が含まれた。また運営議会は、銀行の不動産部門問題に属する諸般の不動産企業が不動産分野での諸問題にさらされている件、諸銀行の支店についての統計、GCC諸国家やその他外国の諸銀行支店を認可するために提案された規則や政策も含まれた。運営議会はこうしたテーマについてのより一層の研究の実施を指示した。
イスラーム金融業務
運営議会は、国際調整銀行の問題についての中央銀行総裁からの報告を精査した。報告には同銀行の財政状況や、先の3月31日に終わる会計年度での決算、そこへの中央銀行の貢献が含まれる。また、運営議会は、イスラーム金融業務評議会について総裁が提出した2点の報告書について議論した。2点の報告書は、昨年終わりのイスラーム金融業評議会の財政状況やそこへの中央銀行の関与を含む。同様に、支払い制度の基本原則や、金融市場の基本的構造原則についての比較研究を含む特別の提案や、新しい支払い手段への変更問題についての他の提案についても議論した。
運営議会は、アラブ首長国連邦で営業する諸銀行により提出された要求を検討した。要求とは、活動を拡大し、アラブ首相国連邦で新たな支店を解説することについての要求である。また、個人や法人からの、金融や銀行員の活動を行う企業の設立のについての要望も検討した。そして、運営会議は法律や現行の諸制度、それぞれの活動についての特別な制度の諸条件を満たした複数の要望に同意した。
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( 翻訳者:岡裕一朗 )
( 記事ID:27038 )