鶏肉1キロあたりの市場価格、平均で6300~6500トマーン:当局は4700トマーンでの提供を強調
2012年07月09日付 Mardomsalari 紙

 ティール月7日〔6月27日〕から、鉱工業商業省に関係した直売センターで、1キロあたり4650トマーン〔約300円〕での鶏肉(非冷凍)の供給が始まった。また「消費者・生産者保護庁」長官は、鶏肉を4700トマーン以上の価格で売る権利は誰にもない旨を強調している。ところがそれにもかかわらず、多くの地域で鶏肉が6300トマーン〔約420円〕、一部では最大で8500トマーン〔約570円〕で売られている状況を、依然として目にすることができる。その一方で、政府供給の〔安価な〕鶏肉の前には長蛇の列ができており、すぐに売り切れてしまう状態にある。

 イラン学生通信(ISNA)によると、興味深いのは、それまではいつもガラスケースの上に鶏肉の価格を書いていたにもかかわらず、もはやそうしたことはやめてしまった鶏肉店や、5200トマーンの値段を掲示しているにもかかわらず、鶏肉価格が高騰し稀少化しているとして、口頭で価格を6500トマーンに引き上げてしまうような鶏肉店が、一部に見られることだ。その一方で当局者らは、現在国内では十分な量の鶏肉が供給されており、鶏肉を4700トマーン以上の価格で売ることはまかりならぬと強調している。

 少し前に、商品供給流通部の部長は、鉱工業商業省の商業発展局のなかで、鶏肉の供給・流通に関する計画に一定の結論が得られたことを発表、鶏肉価格を最大でも4700トマーン以内に収める目論見であることを明らかにしていた。その一方で、鉱工業商業省の国内商務担当次官代行は、市場は安定しており、現在市場における基本物資の不足は確認されないと述べていた。

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 また、複数の報道が伝えたところでは、ここ数日の鶏肉価格の上昇は、価格の強要を目的とした悪質な仲介業者による価格の吊り上げが原因であり、現在すでに鶏肉価格はバランスを取り戻しているという。〔‥‥〕

 これに関連して、商品供給流通部のプールカーヴェ部長は、「神の宴の月」〔=ラマダーン月、今年は西暦7/20〜〕で需要が高まることが予想される物資については、十分な量の備蓄が行われているとし、「同月における赤肉〔※羊肉と牛肉〕及び鶏肉の需要については、いかなる不安も存在しない。なぜなら現在、タンパク質に富んだこれら二品目の備蓄は、望ましいレベルにあるからである」と述べている。

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( 翻訳者:8408061 )
( 記事ID:27052 )