アッ=サラーヤー会議はラマダーン月の価格上昇を議論し、卸売市場と小売り価格を制御するための監視を実施する
2012年7月21日『アン=ナハール』
【レバノン:本紙】
ラマダーン月の開始に伴い、ナジーブ・ミーカーティー首相は農産大臣フサイン・アル=ハーッジ・ハサン、経済商業大臣ニコラ・ナハース、内政及び地方自治大臣マルワーン・シャルベル、経済産業省の事務総長フアード・フライフルらに、アッ=サラーヤーでの会議を呼びかけた。
ナハースによると、その会議は特に、物価をコントロールし、また正確な監視方策を見つけるために開催される。これは、ラマダーン中に、不正利益を得ることがないようにするためである。
彼は、通常の域を超えた高い価格設定あると指摘し、不正利益を避けるためすべての市場で細かい追跡調査があるだろうと明言した。不正な方向に価格の上昇させる方法によって状況を悪用し自分自身に利益を得るものは、罰せられるだろうことを全ての人に知らしめる、と述べた。そして農産大臣のフサイン・アル=ハーッジは、到達した決定に関して語った。
地元産の商品に関する第一の方策を指摘し、特に野菜と、地元産の野菜で作られるファットゥーシュ(サラダの一種:献立名)の名で知られるようになったもの、特に、野菜の収穫の豊富な夏の時期においてのそれに関して、需要と供給という名目のもとに価格を上昇させることは公正ではないと続けた。
この論点から、経済省、農産省、内務省、国内治安部隊のうち、地方警官隊とベイルートの警察本部による、 物価を制御し分析するための、卸売り市場と小売価格の共同取り締まりが今日から行われるだろうと加えた。
第二の方策は、 今後数週間で実施される、卸売り市場と野菜の小売価格を調製するための決議案に関するものである。決議案が採択され、我々が全ての省からの承認を得た後に実施される。このプロセスは、問題の改善において、画期的で重要なステップとなるだろうと述べた。
輸入された肉や家禽に関しては、アル=ハーッジ・ハサンはいくつかの国が見舞われた干ばつや火災が穀物の値段を周知の価格より上昇させ、結果的に、世界的に価格は7%から10%上昇したことを指摘し、よってこの問題を議論するため、来週にもディーラーの出席を伴う会議を経済省で開くと述べ、世界的に10%価格が上昇した場合、レバノンでの30%の価格上昇は許容し難く、もし価格が下降しても、レバノンでの価格は高く保たれたままである、と述べた。
そして現在の経済状況に照らして、この混沌状態を受け入れられない。さらに厳しい手段を取る必要に迫られないことを願う、と結論づけた。
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( 翻訳者:尾崎仁美 )
( 記事ID:27082 )