「シリア政府軍にイラン人多数」、シリア反政府派証言
2012年07月22日付 Zaman 紙


ダマスカスでの爆弾テロの後、トルコ・イラク国境にある数カ所の検問所を掌握した自由シリア軍は、国土の60%を制圧したと主張している。

反政府派はザマン紙に対し、この2日間で殺害または捕縛した人々の身元について、注目すべき情報を与えている。これらの多くはイラン国籍であり、一部はイラン革命防衛軍に属しているという。反政府派は、「もはや正式にイランと戦争状態にある。シリアで、特にヘリコプターと重火器はイラン人が使っている」と述べ、身元を明かさなかった捕虜の中にアラビア語を知らず、ペルシア語を話す武装民兵がいることに注目している。反政府活動家の多くは、刑務所で拷問を受けた際、兵士の一部がペルシア語を話しているのを聞いたと話している。

イランは、地域における最も重要な同盟者であるバッシャール・アサド大統領を失わないために、シリアでの反乱鎮圧のために特殊部隊を派遣したと言われている。これらの主張はイラン革命防衛軍のイスマイル・コウニ副司令官も認めている。イランはイラクを経由してダマスカスに軍需物資を送っているとも言われている。一方、ハタイ県のジェラレッティン・レケスィズ知事は、シリアのバーブ・アル・ハヴァ国境門で先日トルコの長距離輸送用大型トレーラー(TIR)が燃やされた事件は、反政府派自由シリア軍とは関係がなく、炎上事件は密輸を行う単独グループによって行われたと述べた。レケスィズ知事は、強奪されたTIR発見にも努めていると話し、シリアで人質にとられたというトルコ人運転手アフメト・ユルマズさんの状況も、外務省によって追跡されていると述べた。シリアでの衝突が激化しているため、トルコ国民がジルヴェギョズ国境門からシリアに行く事は禁止されている。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:27094 )