■UAE-サウジアラビア間の貿易が6倍に
2012年07月26日 木曜日 『アル=ハヤート』
【アブダビ:シャフィーク・アル=アサディー】
UAEの貿易省は、サウジアラビアは最も重要な貿易相手国と考えられるということを強調し、2国間の貿易の規模が、1999年の12億ドルに対して去年は73億ドルに達し、1999年と2011年の間に50%増の割合で6倍以上に増加したと指摘した。
また貿易省は昨日(25日)に発表した調査において、サウジアラビアはUAEの最も重要な貿易相手国の第8位、輸出先の中で第3位、再輸出国の中で第6位であることを示した。さらにサウジアラビアとの2国間貿易におけるUAEの貢献は、1999年の25%から増加して2011年に44%に達しており、大きな発展を遂げたことを明らかにした。
調査によると、「非石油製品の輸出の平均成長率は40%、再輸出の平均成長率は22%、輸入の平均成長率については15%だった」。また貿易省は、同省の戦略は様々な焦点に則っているが、主要なものは輸出市場の開発、新規市場の開拓、輸入のための市場を探すことを通じた輸入の適正誘導である。輸入の適正誘導は、非石油製品の貿易におけるUAEの貿易赤字の削減努力に向かうものである。非石油製品の貿易赤字は、1999年には87億ドルだったものが2011年は750億ドルに達した。
また、貿易省は1999年から2011年の期間、輸入が継続的な成長率を遂げていると指摘した。これは、GDPの平均成長と結びついているが、上記の期間中GDPは4倍になり、平均成長率は300%だった。すなわち、GDPは1999年の840億ドルから、2011年は3390億ドルに達したのである。一方で、石油を含むUAEの外国貿易の貿易収支黒字は昨年に815億ドルの黒字を達成した。
さらに貿易省は、UAEの将来的な2国間貿易は2015年以降UEAの貿易収支黒字を記録することを見込んでいる。貿易省は、金は最も重要なサウジアラビアに対する輸出品で、3億6820万ドルを輸出していると発表した。一方で、UAEのサウジアラビア市場からの輸入品の額は2010年に比べて27%の増加率で昨年に41億ドルに達した。サウジアラビアからの最も重要な輸入品は、プラスチック及びプラスチック製品、鉄、鋼、絶縁ワイヤーなどである。
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( 翻訳者:大野貴史 )
( 記事ID:27132 )