ラマダーン月における健康維持のため、栄養士が勧告「日没後の夕食のあとにはウォーキングを」
2012年07月21日付 Mardomsalari 紙
日の出前のチャイの飲み過ぎは、喉が乾くもと
栄養と食事療法に関するある専門家は、ラマダーン期間中は暴食・過食を避けることが必要だと強調した上で、「残念なことに多くの人が、イフタール〔※日中の断食明けの夕食のこと〕の際の食べ過ぎが原因で、ラマダーン月の終わりには太ってしまっている」と述べた。
ブリリアント・ボゾルグメフル氏はイラン学生通信(ISNA)とのインタビューの中で、ラマダーン月を目前に控えたこの時期に、栄養に関して役に立つアドバイスを提供してくれている。それによると、「ビタミンが豊富な食材を十分に摂ることが、断食中は非常に重要」なのだという。
彼は余計なもの食べたり、食べ過ぎたりするようなことのないように習慣付ける必要があると指摘した上で、次のように述べている。「しょっちゅう冷蔵庫を開けては、何かを取り出して食べてしまう人がいますが、これは体重が増える原因となります。この間違った食習慣をやめる必要があります」。
ボゾルグメフル氏は続ける。「ラマダーン月が終わると太ってしまう人が多い。このような人は大抵、イフタールの際に食べ過ぎたり、偏食したりしているのです」。
この人物によると、現在偏食が食べ過ぎよりも広まりつつあるという。「偏食というのは、肥満を引き起こすような有害な食材、例えばズールビヤーやバーミーエ〔イラン風のドーナツ〕、各種のお菓子などを多く摂取することを指します。日中に何も食べていないから、このようなものを食べても大丈夫だ、などと〔間違って〕考える人が多いのです」。
栄養士のこの人物はさらに、「夜明け前の食事を抜くことも、体には非常に悪いことです。夕食が夜明け前の食事の代わりになるという考えもまた、大きな間違いです。なぜなら日中、血糖不足になってしまい、甘いものや高カロリーなものを食べたくなってしまうからです」という。
ボゾルグメフル氏は、イフタールよりも夜明け前の食事をしっかりとること、夜明け前の食事では水分を多く含むもの、果物や野菜を食べることが必要であると強調しつつ、次のように述べている。
注意して欲しいのは、断食をしているときの喉の渇きを防ぐためには、野菜や果物、水分を含む食材を十分摂取することに加えて、〔夜明け前の食事の際に〕チャイを飲み過ぎないようにすることです。なぜなら、チャイの飲み過ぎは体内からの脱水の原因となってしまうからです。
この人物によると、「塩分もまた喉の渇きを引き起こします。食事に含まれる塩分を減らすことで、喉が渇くことが減り、断食をしやすくなります」とのことだ。
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(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:8410134 )
( 記事ID:27138 )