PKK、ウィーンのトルコ航空オフィスを襲う
2012年07月28日付 Yeni Safak 紙


オーストリアの首都のウィーンで、テロ組織PKKシンパがトルコ航空のウィーンオフィスを襲った。

オーストリア警察の情報によると、18:15に6人組の分離主義組織(PKK)のシンパが、ウィーンのオペルンガッセ 3にあるトルコ航空のオフィスに行き、テロ組織のリーダーであるオジャランのポスターを開き、オフィスの窓ガラスへオジャランの写真を貼り付けたあと、オジャラン釈放のスローガンを掲げた。事件現場へ向かったオーストリア警察は犯人達へ催涙ガスを噴射した。催涙ガスで身動きが取れなくなったPKKシンパは、オフィス内から外へ引きずり出された。30分間の占拠ののち、警察はトルコ航空のオフィスを封鎖し、安全を確保した。今回の事件では誰も負傷しなかったという。犯人達のうちの数人は逮捕された。トルコ航空のウィーンオフィスの所長であるレジェプ・エマネト氏は、事件に関連してウィーン警察により尋問されたこという。

偶然にも、事件現場を通ったトルコ人達も一部始終を近くから見ていた。事件の目撃者であるエムラフ・ドゥル氏もイフラス通信社(İHA) へ、目撃した内容を説明した。エムラフ・ドゥル氏は、「トルコ航空のウィーンオフィスをPKKメンバーが襲撃した。仕事のためウィーンで偶然トルコ航空のオフィスのそばを通っていた。テロ組織PKKがオフィスを攻撃し、その中にいた人々を外へ出さないようにしていたのを見て、事件の様子を持っていた携帯電話で動画撮影した。突然辺りが警察だらけになった。これほどの警官が一つの場所に集まっているのを見るのは初めてだった。中へ入っていった者たちは、ドアの鍵を閉めた。PKKシンパはスローガンを掲げていた。オジャランを釈放せよと言っていた。彼らは地べたに円陣を組んで座って、抵抗を続けていた。警察は中に催涙ガスを投じた。PKKシンパは中にいた5,6人を外に出した。オフィスの外では警官らが必要な対策を講じていた。トルコ国民として思うに、こうした対策では不十分であると思う」と語った。

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( 翻訳者:児仁井ひかる )
( 記事ID:27175 )