モスレヒー情報相「《核のテロ》で30名が逮捕」
2012年07月23日付 Mardomsalari 紙
情報省は、殉教者
レザーイーネジャードに対するテロ事件の犯人らが逮捕されたことを明らかにし、「最近の一連の逮捕で、核科学者に対するテロとの関連での逮捕者は30名以上に上っている。またこれとの関連で、テロを実行していた2つのネットワークが特定された」と述べた。
イラン学生通信の報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヘイダル・モスレヒー情報相は殉教者レザーイーネジャード記念セレモニーのなかで、殉教者レザーイーネジャードに対するテロには特有の複雑さがあると指摘した上で、次のように加えた。
このテロには特有の特徴があり、それ以前のテロとは異なるものであった。テロリストたちは、我が国の諜報機関を誤誘導しようとしたのである。殉教者レザーイーネジャードへのテロは、これまでのテロとは異なり、カラシニコフ銃の発砲によるものであった。
同相はさらに「このテロを実行した一団は逮捕され、最近の一連の逮捕で逮捕者は30名以上に上っている。テロを実行したのは1〜2のネットワークであった」と続けた。
モスレヒー師は「これらの〔テロ〕行為では、周辺地域や世界中の様々なスパイ組織が協力していた」と指摘し、次のように語った。
今日、イスラーム革命への対抗という点で、われわれは「強要された戦争」〔=イラン・イラク戦争〕の時と同じような状況にいる。イスラーム革命に対抗するための合意が、世界に生まれているのである。「強要された戦争」では、世界の様々なスパイ組織が役割分担をして、サッダームにイランの陣地に関する情報を提供し、また武器の後方支援も行っていた。われわれはアメリカやヨーロッパ諸国、周辺地域諸国の諜報機関が、「強要された戦争」の時代にサッダームと協力していたことを示す正確な証拠を掴んでいる。そして今日も、同じような状況が生まれているのである。
モスレヒー師はさらに、「世界のスパイ組織は、自らのレッドラインをすべてかなぐり捨て、イスラーム革命に対抗するために互いに協力をしている。あらゆるスパイ組織は、「自分の〔情報〕ソースは保持する」などのレッドラインをもっているが、しかしCIAやMI6、モサドといったスパイ組織はこうしたレッドラインを踏み越え、自分たちのソースを共有し、イランに対抗するために互いに協力しているのである」と指摘した。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27199 )