アーヤトッラー・ソブハーニー「西洋への依存脱却が制裁の原因」
2012年07月29日付 Mardomsalari 紙
アーヤトッラー・ソブハーニーは「〔これまでイランに対して科せられてきた〕すべての制裁は、我々が科学の分野で進歩しないようにするためのものである。もし我々が科学的進歩を断念すれば、すべての制裁は解除されるだろう」と述べた。
イラン学生通信の報道によると、マルジャエ・タグリード(シーア派宗教最高権威)である同師はコーラン注釈に関する一連の議論の中で、科学の領域で努力することの必要性に触れた上で、「もし西洋が世界を支配しているのであれば、それは彼らが科学を保有しているためである。もちろん、公正さを欠いていることも事実だ。彼らは《論理の力》と《力の論理》とをごっちゃにしているのだ」と述べた。
同師は「国家は科学を必要としている」と述べた上で、次のように指摘した。
もし〔周りの状況を〕支配する力や〔他者に対する〕優越性を手に入れたいなら、科学の領域で進歩することが必要だ。もし知者となれば、独立も手に入る。しかしもし無知なままであれば、自分の手を西洋に向けて伸ばして〔物乞いをしなければ〕ならなくなるだろう。
アーヤトッラー・ソブハーニーは西洋がイランに対して制裁を加えている理由について、「なぜ西洋は我々に異を唱え、制裁を科してくるのか?それは、我々が独立を手に入れ、科学を所有し、彼らを必要としない存在になろうとしているからだ。もし我々が科学的進歩を断念すれば、すべての制裁は解除されるだろう」と述べた。
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(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27203 )